University of Tsukuba Gymnastics Club

2020年度 部内発表会

テーマ:活動報告

3月7日、つくばカピオにおいて部内発表会を行いました。新型コロナウイルスの拡大防止に対応するため、本来予定していたつくば体操フェスティバルを開催することはできませんでしたが、部内発表会というかたちで徒手作品、Gボールとエバーマットを用いた創作作品、ラート作品の3作品を披露しました。

また令和元年度運営代の最後のイベントとなりました。多くのお客さんに見ていただくことはできませんでしたが、最後にふさわしい充実した会になったのではないでしょうか。

 

以下昨年度の運営代からのコメントです。

 

つくば体操フェスティバルが中止になってしまった為、今年度は部内発表会が最後の発表機会となりました。当日は作品のみに専念して、3作品全てを丁寧に動けたことでとても達成感の得られた発表となりました。

私は徒手作品の担当者をさせて頂きました。この作品のタイトルは「13人のオーネ」です。この1年、徒手のコマを担当させて頂き、徒手には一つの正解がないことに悩んできました。しかし、それゆえに個人の特徴がよく出ます。その特徴は時に動きを硬くし、視野を狭くしてしまいますが、体を扱う上で大切にすべきことなのではないかと考えていました。そこで今回の作品では、個人の特徴が見ている人に伝わればよいなと思いこのタイトルにしました。また形にとらわれすぎず、動きの流れをきらさないように動くことを目標としました。

自分の代で徒手作品を発表することは一つの目標でした。部員それぞれスポーツ経験が異なるため徒手作品を作っていくには困難もありましたが、その目標を叶えられたのは多くの部員の支えやアイディアがあったからこそだと思います。素敵な作品を発表できたことを本当に嬉しく思います。

私が主将を務めさせて頂いた一年間は秋田ラートチームカップ、世界体操祭と大きなイベントがあり、国際舞台での発表機会を多くいただけました。様々な経験をさせて頂いた一年間は私にとって本当に大きな財産となりました。1人で焦って突っ走ってしまい周りに迷惑をかけたことも多かったと思います。最後まで共に体操部を引っ張ってくれた同期4人・そして沢山支えてくれた部員、先生方、応援してくださる皆様にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。

3年 狩野莉奈)

2019年度、締めくくりのイベントは思いがけず「部内発表会」という形になりました。

筑波大学を志望しているときから体操部の活動に心惹かれ、晴れ晴れした気持ちで入部してから早3年。地域の子供達と関わるイベントから世界大会まで、多くの貴重な経験をさせていただきました。

この場を借りて、それぞれの作品への想いを綴らせていただきます。

【徒手】身体を使って曲と空間を存分に楽しめるように、楽しんでもらえるように、練習した作品です。幼少期から一般体操をやっていた担当者の想いが詰まった、今年度の体操部員の集大成です。

【発想】私たちらしい、本気で「動くことが楽しい」作品です。動く楽しさが、見ている側にも自然と伝わってしまうような、日々の活動を通して培った、発想力の集大成ともいえる作品となりました。

【ラート】1年間を通して、心を合わせることを目標に積み上げてきた作品です。ラートに不慣れなメンバーもいる中、担当者や上級生を中心に全体の気持ちの統一を図りました。

それぞれの作品に、違う色や想いがあり今年度の締めくくりにふさわしい発表会になったのではないでしょうか。

私たちを支えて下さった、先生、卒業生、家族、その他関わってくださった皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。

ありがとうございました。

3年 米子佳蓮)

 

作品担当者の感想としては、正直、自信作ができたなと非常に満足しています。「こどもが遊ぶようにただただ楽しむ」がコンセプトの本作品ですが、動いている部員全員がまさにそのコンセプト通り心から楽しく「遊んで」いて、“表現”ではなく“表出”される素敵な表情や動きが見られたことは担当者冥利に尽きます。また見ていた方々からも「発想的でおもしろかった」、「楽しさが伝わってきて自分も動きたくなった」、といった声をいただき、「動く」楽しさと「見る」楽しさという体操の醍醐味をどちらも満足することができたのではないかと思います。

夏頃からこの舞台に向けて創作し始めましたが、10月の発表が終わってから扱う用具も曲も変えて再構築しました。日本体操祭でエバーマットを用いたポルトガルのチームの世界的にも有名な演目を見て、「エバーマットとGボールを組み合わせた作品は未だかつてないだろう、筑波大学体操部にしかできない作品を作ろう」と決めました。2つの用具の特性をどのように活かすか、また2つを組み合わせることによってできるおもしろい動きを模索するのに苦労しましたが、いろいろな方からヒントをいただきよい形に仕上がりました。時間や前後の動きのつながりの関係で作品には含まれなかったおもしろい動きも多く、まだまだ作品としての伸びしろを感じるとともに部員の発想力に助けられた作品だと思いました。

私たちの運営代の総まとめとなる舞台でこの作品を発表させていただけたことをとても嬉しく思います。この舞台を準備してくださった本谷先生、共に作品に取り組んでくれた部員のみなさん、そしてこの作品を見てくださった方々のおかげで成立した作品です。皆様本当にありがとうございました。

3年 白川敦士)

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