University of Tsukuba Men's Handball Team

~2019年インカレを振り返る・準々決勝 明治大学戦~ 新3年前川亮

テーマ:お知らせ, ブログ

 今回は2019年のインカレの準々決勝【筑波大学VS明治大学】の試合を、当時一年ながら正確なサイドシュートを武器にメンバー入りを果たしていた新3年前川亮が、いくつかの項目に応えていくという形で振り返りたいと思います!!

 

①この試合で印象に残ったプレーは?

 

筆者がこの試合で一番印象に残ったプレーは、伊藤聖哉選手(大同特殊鋼所属)のミドルシュートです。そのプレーは後半が開始して二分が経過したあたりに起こりました。伊藤選手がミドルシュートを撃ちにいき、一度完全に腕を振り切ろうとしたタイミングで相手のDFに接触されたため、そこでボールを放たず、振り切った腕をもう一度振り上げてシュートを撃つというとてつもないシュートでした。まさに、二度シュートを撃っているかのように錯覚させるようなフェイク、そしてそれを体勢を崩さずに行える体幹の強さ、伊藤選手にしかできないプレーであると思います。

 

②この試合のマンオブザマッチ

 

「マンオブザマッチ」とは、チームスポーツの試合において、その試合の中で印象に残るプレーをした選手に贈られる賞であり、いわゆる最優秀選手です。筆者がこの試合の「マンオブザマッチ」として選んだのは、藤川翔大選手(新4年)です。藤川選手は、自身が得意とする強烈なミドルシュートやカットインで得点を量産し、この試合チーム最多となる7点を獲得しました。また、そのような強烈なカットインを囮に使い、サイドやポストに展開することでチームのオフェンスの起点を作っていたため、この試合のマンオブザマッチにふさわしいと思います。

③ゲームの分かれ目

 

ゲームの勝敗が分かれたのは、やはり前半の失点の少なさが大きいと思います。相手チームの明治大学は、春季リーグ、秋季リーグともに筑波大学が敗北を喫したチームであり、その敗戦した二つの試合はいずれも前半でリードすることが出来ずに敗れていました。しかし、この試合では、DFがうまく機能し、ピンチの場面でも守護神平尾克己選手が好セーブを見せたことにより、なんと前半15分を過ぎても失点を2点に抑えるという驚異のゲームを展開し、4点差という点差をつけて後半戦に折り返したことが勝利の要因であると思います。

④影の立役者はこの人

 

筆者が考えるこのゲームの影の立役者は…、ほぼ「影の」ではないのですが、やはりGK平尾克己選手(トヨタ車体所属)です。1、2回戦のセーブ率50%越えという驚異の記録には及ばないものの、この試合でもセーブ率40%のキーピングで何度もチームのピンチを救ってくれました。また、平尾選手のキーピングはダイナミックであることから、試合中幾度となく応援席からどよめく声が聞こえていました。

⑤試合の裏事情

 

裏事情というほど大それたことではないのですが、毎試合ゲーム開始前の集合の際に一芸をすることで、チームの士気を高めるという催しが行われていたのですが、それがかなり盛り上がっていました。この一芸は主に選手ではない一年生が行っていたのですが、前日の夜には、翌日の一芸に備えた一年生の中でのミーティングが、夜通しで行われていたといううわさもあるとかないとか。。。

 

⑥一番楽しかった瞬間

 

一番うれしかったのは試合に勝利した瞬間でしたが、一番楽しかったのはやはりいいプレーが出た後の、「3・2・1バーン」だと思います。シュートを決めた後や、セーブした後に、コート上の選手と応援席が一体となってこれを行う瞬間が一番盛り上がりました。この「バーン」は、いまだに部の集合写真の時の掛け声などでも活用されています。

 

 

(バーンしている写真)

 

以上、前川亮による明治戦の振り返りでした!

次回は最終回、日体大戦です!(準決勝法政戦は諸事情によりありません。)

 

お楽しみに!!

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