University of Tsukuba Rugby Team

大学選手権vs東海大学

テーマ:試合レビュー

12/21(土)に秩父宮ラグビー場にて全国大学選手権の準々決勝である東海大学戦が行われました。

同志社大学戦の勝利から中5日という非常にタイトなスケジュールの中、東海大学戦に向けて、「筑波が1年間やってきたことを変えずに戦う」という想いの下、その他の細かい戦術を頭の中で整理することに重きを置いて準備しました。先週の試合同等、負ければ4年生は「引退」という緊張感のある状況にもかかわらず、その状況をはねのけるほどの「日本一」への気持ちを全員が持って挑んだ戦いでした。

全国大学選手権 準々決勝 vs東海大学 3‐24 (トライ数0-4) Lose  前半 3-7 後半 0-17

試合総評・MOM選出;杢屋渓造(FW学生コーチ)

杉山組の目標である「日本一」に向け、同志社戦から中5日で大学選手権準々決勝である東海大学との試合に臨みました。東海大学はスクラムやモールのセットプレー、グラウンドを広く使ったアタックが特徴のチームです。そのような相手に対して筑波大学はこれまで培ってきた「激しい接点」をしつこく80分間やりきることが重要な試合でした。また試合に出場する部員だけでなく観客席で応援するメンバー、部の仕事をするメンバー、筑波大学ラグビー部全員がそれぞれの場所で戦いに挑みました。

前半、DFでの激しい接点、ブレイクダウンやスクラムからのターンオーバーによりチームに勢いがつき、ATでは早いテンポの球出しから我慢強く継続しゴール前まで攻め込みます。しかし、東海大学のDFも集中力が高くあと一歩のところでペナルティーやターンオーバーでチャンスを逃し、逆に一瞬の隙をつかれトライを奪われてしまいます。その後LOでプレッシャーをかけるなど東海大学の強みであるモールを封じる一方で、アタックでは細かいミスやジャッカルに苦しみ一進一退の攻防が続きます。そして前半ラストプレー、継続したATからペナルティーを獲得し、PGを決め前半を3-7で折り返します。

後半も前半同様、FW、BK一体となったアタックでゴール前まで攻め込みますが、ミスが重なりスコアできないという展開が続きます。徐々に東海大学のペースとなり、筑波大学もゴール前での粘り強いDFを見せますが、ターンオーバーやモールから失点を重ね最終的には3-24で敗れ、杉山組の日本一の挑戦は準々決勝で絶たれてしまいました。 この試合ではこれまで筑波のグラウンドで磨き続けたプレーがAT、DFともに随所にあり、チームとして「CHANGE」した部分が多くあったと思います。しかし、目標である日本一に届かなかったということを真摯に受け止め、足りなかった部分をチーム全員で泥くさく取り組みながら杉山組で「CHANGE」したところからさらに進化できるよう全員で成長していきたいと思います。

 

<コーチが選ぶMOM>

この試合のMOMはFL土谷深浩(4年)です。

東海大学の留学生をはじめとするコンタクトの強い選手に対して激しいタックルを何度もし続け、アタックでは力強いキャリーでゲインするなど今シーズンの筑波が取り組んできた「激しい接点」、「泥くさいプレー」を体現していたため選出します。

 

<「杉山組」を終えて>

主将、副主将、主務の4人の「杉山組」を終えての今の想いを紹介したいと思います。

 

主務森田大輝(4年•体育•済々黌)

いつも温かいご声援ありがとうございます。
今回の試合に敗れ、私たち4年生は引退、「杉山組」は解散となりました。
春シーズンは上手くいかない試合も多く、チーム開始時に掲げた「日本一」という目標は果てなしく遠いものだと感じていました。しかし、段々とチームとして積み上げてきたことや、一人ひとりがCHANGEしてきたことが結果に表れ始め、いつしかチーム全員が「日本一」への自信を持っていました。
1年間、主務としてチームが「いつも通り」に力を発揮できるように、支えてきたつもりですが、力不足で迷惑をかけてしまう部分も多々ありました。そんな中でも、チームと共に1年間を駆け抜けることができたのは、杉山組全員の支えがあったからでした。結果こそ「日本一」に届きませんでしたが、杉山組という最高のチームでの経験は、私にとって結果には代え難い人生の財産です。
このような経験をさせてくださった、チーム内外の多くの方々に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
今後も、新チームとなる筑波の快進撃に注目の上、さらなるご声援をよろしくお願いします。

 

副主将鎌田慎平(4年•体育•東福岡)

まずはこの場をお借りして筑波大学ラグビー部「杉山組」を応援していただいた皆さんにお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
大学選手権準々決勝において敗退し「杉山組」は解散しました。自分の実力の無さを痛感し、後悔の念に駆られます。この思いを無駄にするのではなく、この経験を糧に、次のステージでも努力していきたいと思います。
また、後輩の皆さんにも同じく、あの日の気持ちを忘れず、「誇れる自分」を目指し頑張っていただきたいと思います。

最後になりますが、今後も筑波大学体育会ラグビー部の応援をよろしくお願い致します。

 

副主将石川千暁(4年•体育•洛北)

1年間杉山組を応援していただきありがとうございました。
この1年間「日本一」と「誇りあるチーム」という2つの到達点を目指し、そのために「CHENGE」というスローガンを掲げ活動してきました。結果としては対抗戦は4勝3敗、大学選手権はベスト8という結果に終わりました。シーズンが深まるにつれ、チームとしてこの1年積み上げてきたものに自信をもつことができたし、全カテゴリーの試合で筑波がやろうとしているラグビーを実現できていると感じていました。チームに自信や手応えを感じ大学選手権に臨んだだけに、この結果に終わり残念です。「日本一」という場所には到達できませんでしたが、「誇りあるチーム」にはなれたのではないかと個人的には感じています。4年生はそれぞれの立場で全力を尽くしていたし、後輩たちも最後まで自分たちについてきてくれました。プレーとしても強かった筑波が持っていた接点での激しさやスキル泥臭いプレーを全カテゴリーの試合で見せることができたと思います。
しかし常々古川先生や嶋崎先生がおっしゃるように、与えられた環境で自律を掲げ活動している筑波大学が「日本一」を目指して勝ち進んでいくことに筑波大学ラグビー部の価値があると思います。これだけ自分たちの1年間の積み上げに自信をもっていたチームでも昨年と比べ対抗戦で1勝、選手権でも1勝を積み上げただけです。改めて1つ勝つということの重みや大変さを感じます。その意味でも後輩たちにはこの1年に満足せず、新たなチームとして結果を求めていってほしいと思います。
副主将としてどれだけチームに貢献することができたかはわかりませんが、自分を支えてくれた同期や後輩、自分の目指すべき姿を見せてくれた先輩、応援してくださった人たちに感謝しています。ありがとうございました。
主将杉山優平(4年•体育•大阪桐蔭)

日頃から筑波大学ラグビー部へのご声援ありがとうございます。今年度のチームの活動は大学選手権準々決勝の東海大学戦をもって終了致しました。結果として最終戦となった東海大学との試合では、筑波大学ラグビー部に所属する「監督、コーチ、スタッフ、マネージャー、トレーナー、選手」の全ての人間が最高の準備をして挑んだ一戦でした。勝利することは出来ませんでしたが、この1年取り組んできたことをグラウンドで表現出来たと思っています。だからこそ、負けたという事実に対して悔しい気持ちが込み上げてきます。

この1年、私たちは「CHANGE」というスローガンのもと、日々様々な取り組みをしてきました。何がなんでもこのチームを筑波を変えるという気持ちを持ち続けました。日本一という結果で筑波を変えることは出来ませんでしたが、その過程で様々な「CHANGE」を見せることは出来たと思っています。
この先も「CHANGE」の意思が受け継がれ、筑波ラグビーが更なる進化を遂げる日が来ることを願っております。
最後に、この1年間共に本気で日本一を目指して闘ってくれた仲間、支えて下さった方々、応援して下さった方々に感謝致します。ありがとうございました。

 

【あとがき】

今まで強豪校といわれる、部員も多く全国大会に出場するようなチームに所属したことがなかった私にとって、筑波大学の1年目は未知の経験の連続でした。高校日本代表のような凄い肩書きを持った先輩や同期とプレーすること、激しいポジション争い、高いレベルの授業、また部活動の委員会活動など忙しく慣れない毎日が続きました。しかし、そんな毎日を過ごしていくにつれ自分が確実に「CHANGE」していっているという実感が湧くようになり刺激のある毎日を過ごすことができました。対抗戦を4位で大学選手権に進出し、初めての全国という舞台でメンバーに選んでいただきましたが、筑波のジャージの重みを感じ非常に緊張しました。そして迎えた東海大学戦。結果、勝つことができず「日本一」という目標は絶たれました。私自身、グラウンドに立ってプレーすることができませんでしたが、「杉山組」としてジャージを着て戦えたことに誇りを感じたと同時に自分自身と先輩を比べた時、かけ離れた存在にあると痛感させられ、「杉山組」の4年生のような姿に3年後なれているのか、と不安を感じました。試合後4年生の先輩方が流した涙には1年生の経験未熟な私にも様々な思いが含まれていることが伝わりました。1年間通して4年生からは多くのことを学ばさせて頂きました。ありがとうございました。

広報委員会において私はシーズン後半の9月から毎試合ごとにレビューを書かせていただきました。同期の児玉が書くプレビューのような熱い思いを伝えることはできませんでしたが、試合に出場した選手の想い、試合詳細は伝えることができたのではないかと思っております。このレビューでは「杉山組」最後のレビューということで私の今の想いを少し長くはなりましたが【あとがき】という形で述べさせていただきました。半年間、拙い文章でしたがレビューを読んでいただき誠にありがとうございました。今後とも筑波大学ラグビー部並びに広報委員会の活動をどうぞよろしくお願い致します。最後になりますが、4年生の次のステージでのご活躍を心からお祈り申し上げます。

(試合レビュー担当:楢本鼓太朗•人文•文化学群1年)

 

来シーズンも筑波大学ラグビー部へのご声援よろしくお願いします。

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