University of Tsukuba Rugby Football Club

vs慶応義塾大学 レビュー

10/4(日)に秩父宮ラグビー場において関東大学対抗戦の初戦である慶應義塾大学戦が行われました。

筑波大学は今シーズンの公式戦は初めてで、これからの連戦に勢いをつけるためにも絶対に落とせない試合でした。今年はコロナウイルスの影響で、春シーズン思う様な準備ができませんでした。しかし、岡﨑組のスローガンである「HARD」のもと、短い期間で試合に出るメンバーだけではなく、チーム全員が対慶應に向けて準備し挑んだ試合でした。

vs慶應義塾大学 30-19 (トライ数3‐3) Win

試合総評•MOM選出;杢屋渓造(FWコーチ)

新型コロナウイルスが世界で猛威をふるう中、2020年度対抗戦が開幕したことに、選手、スタッフ共にこれまで開催のためにご尽力いただいた多くの方々に心より感謝申し上げます。

岡﨑組はスローガンを「HARD」、目標を「日本一」と定め、2020年1月に新チームをスタートさせました。しかし、ウイルスの影響で春シーズンから夏にかけて思うような活動ができず、改めてこれまでラグビーができる環境は決して当たり前ではなかったということをチームとして感じた期間でした。練習再開後も様々な制限がある中で徐々にチームとして準備を行い開幕に備えました。その開幕戦、対戦相手は「慶應義塾大学」、開催地は「秩父宮ラグビー場」。岡﨑組の目標である日本一に向け、負けられない相手であり、昨シーズンのJrチーム、Cチームが最後に敗れた相手も慶應義塾大学でした。慶應義塾大学は激しいDFが特徴のチームであり、その気迫に負けずに戦うことが大切だとチーム一丸となり「HARD」に「激しく、厳しく、固く」準備を行ってきました。

試合は前半、慶應義塾大学の力強いFWの圧力を受け先制トライを奪われますが、ラインアタックから11.仁熊のトライや10.山田のキックで得点を重ねます。前半終了間際に自陣ゴール前スクラムでピンチを迎えますが、凌ぎきり10-5でハーフタイムを迎えます。
後半開始直後、ラインアウトから13.谷山のオフロードパスを受け取った15.植村がインゴールまで走りきりトライを奪いますが、その後、慶應義塾大学の激しいDFに思うように得点を重ねられず、FWの近場から失点し5点差まで迫られます。しかし、ATでは15.植村のトライや10.山田のPGで追加点を奪い、DFでは16.高田のタックルなど接点においてHARDに戦い続けました。結果、30-19で勝利を収めることができました。

筑波大学にとって大きな開幕戦勝利。ただ、最後の失点など今後の課題も多く、目標である「日本一」に向けてさらなる成長が求められます。この勝利を糧にチームで「HARD」に成長していきたいと思います。

<主将 岡﨑航大 (体育・4年•長崎北陽台)のコメント>

まず初めにこのような状況の中、公式戦が無事に開催出来たこと、関係者の方々に感謝申し上げます。

今シーズン初の公式戦が「秩父宮ラグビー場」で相手が「慶應義塾大学」ということで多くの選手が緊張していました。しかし、その緊張がいい方向に影響したと思っています。上級生がリードして下級生が大胆にプレーできていたことが勝因でした。
チームとしてはチームビルディングもまともにできない状況で1つの勝利に向けて全員で練習に取り組めたこと、チーム内での「競争」がチームをまとめることに繋がったと思います。
次戦も厳しい戦いが続きますが、短い期間で僕らはさらに「HARD」して勝利につなげたいと思います。

今後とも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いいたします。

 

<コーチが選ぶMOM>

この試合のMOMはCTB谷山隼大(体育•1年•福岡)

開幕戦という緊張感のある中で、1年生ながら力強いキャリーやハイボールキャッチ、ピンチでのジャッカルなどチームに勢いをもたらすプレーを80分間続けていたため、選出します。
また、谷山だけでなく6.梁川はラインアウト、18.田中はスクラムで持ち味をそれぞれ発揮し、1年生の今後の成長を楽しみに感じる試合でした。

<谷山隼大(体育•1年•福岡)のコメント>

MOMに選んでいただき素直に嬉しいです。先輩方やコーチ陣の初戦にかける思いは練習からすごく伝わっていたので、試合でチームに貢献することができてよかったです。自分は課題も多く、先輩に頼ってばかりなので、必死に練習して「日本一」という目標を達成するための力になれればと思います。応援ありがとうございました。

また、関東ラグビーフットボール協会が選出するMOMに、FB植村陽彦(2年•体育•茗渓学園)が選出されました。

<FB植村陽彦(2年•体育•茗渓学園)のコメント>

先日は多大なる声援をありがとうございました。
試合ができるという日常が、戻り始めているという意味でも先日の試合は自分にとって特別な物になりました。この試合の結果に慢心することなく、残る連戦でも自分の持ち味を発揮できるように努めていきたいと思います。今後とも応援のほどをよろしくお願いいたします。

<編集後記>

今シーズン最初のレビューを「勝利」の記事で幕を開けれたことに広報委員として、そして一選手として大変うれしく思います。私は試合の当日は仕事メンバーとしてグラウンドでウォーターを担当していました。試合に出ている選手の熱量や気迫を同じ目線で体感し、試合中とても興奮している自分がいました。中でも同期の活躍に非常に心踊らされました。MOMの植村、昨年から試合に出ている木原はもちろんですが、今年から出場している肥田八木澤がチームのために身体を張っている姿を見て興奮しました。しかし、それとは裏腹にこの舞台に立ててない自分に悔やんだと同時に同じポジションの選手と自分を比べた時に、いかに自分が力不足なのかを痛感しました。このように感じたのは私だけではないと思います。また私はこの試合を見て、岡崎主将がよく口にしている「競争」と「協働」がラグビー部を強くするのに欠かせない要素であると再認識させられました。

来週は、帝京大学との一戦です。準備の時間は短いですが、全員で「競争」と「協働」をし、勝利を掴みたいと思います。次回のレビューからは世代交代ということで、1年の矢島健吾に担当してもらいます。交代前最後のレビューということで大変長くなりましたが、読んで頂き誠にありがとうございます。今後とも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いいたします。

(試合レビュー担当:楢本鼓太朗•人文•文化学群2年)

 

【次戦予定】

関東大学対抗戦 vs帝京大学 10月11日(日) 13:00 Kick off

場所;帝京大学グラウンド(無観客試合)

 

今後とも筑波大学ラグビー部へのご声援よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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