University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学対抗戦 VS青山学院大学

11/23()AGFフィールドにて関東大学対抗戦の6戦目である青山学院大学戦が行われました。

VS青山学院大学  80-15  Win

 

試合総評、MOM・印象に残ったシーン選出:杢屋渓造(FWコーチ)

 

<試合総評>

早稲田戦から2週間、改めて筑波として大切なプレーを見つめ直し、そしてグラウンドで「変化を起こす」とチーム一丸で臨んだ試合でした。

 前半、青山学院のワイドに展開するATに対して我慢強くDFし、WTB一口のタックルなどでボールを奪いセットプレーから連続でトライを奪います。その後ミスや反則から流れを掴み切れない時間帯が続きますが、DFでのファイトやラインアウトDFでプレッシャーをかけ、青山学院大学に流れを渡しませんでした。前半終了間際、自陣からATを仕掛けてトライを奪うなど得点を重ね前半を40-15で折り返します。後半に入り、前半に比べ多くのATの機会を得ますが、要所でのミスが続き15分間スコアは動きませんでした。しかし、粘り強くDFし続けATの機会を得ると後半17分に連続攻撃からFL深山がトライを奪います。その後流れをつかんだ筑波は対抗戦初出場のFB松島(体育2年・大分舞鶴)の突破などからトライを重ね最終的に80-15で試合終了を迎えました。

 「変化を起こす」というテーマで臨んだ試合でしたが、できたプレー、できなかったプレーがチーム、ユニット、個人で見られました。チームとしてDFでのファイトの姿勢や泥臭さなど変化が起き始めているプレーも多く見受けられましたが、目標である「日本一」に向けては80分間筑波らしいプレーをし続けなければいけません。ここから先短い期間ですが「日本一」に向けてチーム全員が筑波のグラウンドで良いプレーを積み重ね、課題を11つ明確にして改善していくことがさらに必要になると思います。改めて選手・スタッフ全員で「HARD」に取り組んでいきます。

 

FWリーダー 安里 大吾のコメント>

日頃から筑波大学ラグビー部を応援していただきありがとうございます。

今回の青山学院大学戦では接点、DF、セットプレーにフォーカスして試合に臨みました。FWBKがつながり、相手の勢いのある攻撃を上回るDFで筑波のラグビーを示すことができたと思います。また、対抗戦初出場の選手が多く、チームに勢いと競争を生む良い試合となりました。しかし、スクラム、ラインアウトのセットプレーではプレッシャーを受け、課題が残りました。今回出た課題を修正して、次の関東大学対抗戦最終戦の日本体育大学戦の勝利、「日本一」に向けてさらにチームで成長していきたいと思います。

今後とも筑波大学ラグビー部の応援よろしくお願いいたします。

 

<コーチが選ぶMOM

この試合のコーチが選ぶMOMNo.8飛髙昂空(写真中央手前)です。

最終学年である今シーズンWTBからNo.8にコンバートした飛髙。ATでは強みであるスピードを生かし力強い突破を見せていましたが、それ以上にDFで体を張ったタックル、ブレイクダウンでのファイトなど接点において泥臭いプレーを交代するまで続けていました。

まだまだFWとして慣れていないことなどありますが、自身の強みを活かしながら新たな挑戦をする姿勢は選手として、4年生として、大切な姿勢だと思います。残されたシーズンは少ないですがFWとしてさらに成長をし、様々な局面でチームに貢献してくれることを期待し選出いたします。

 

飛髙昂空のコメント>

MOMに選んでいただき光栄です。

「変化」にフォーカスした試合で、チームとしても個人としても確かな手応えを感じました。対抗戦も残り一試合、各プレイヤーが大学選手権優勝まで常に変化し続けることができるよう、4年生として「HARD」な姿勢を常に示していきたいと思います。

 

また、関東ラグビーフットボール協会が選出するMOMに、LO中原健太が選出されました。

中原健太のコメント>

日頃より筑波大学ラグビー部へのご声援誠にありがとうございます。

今回、初めてMOMをいただき素直に嬉しく思います。ただ、これは決して一人で取れたものではなくチームとして接点にこだわり続けきたことが大きいと思います。残り1戦の対抗戦とその先の大学選手権に向けて、さらにチームとして成長するためまた一段と「HARD」に練習に取り組んでいきたいと思います。

今後とも応援のほどよろしくお願い致します。

 

<印象に残ったシーン>

試合終了間際の約2分間のDF

ミスからボールを奪われ、青山学院大学のワイドに展開するATに対して、自陣10mから敵陣22mまでDFし続け、結果相手のペナルティーを誘った場面です。

全てのDFが完璧だったわけではありませんが、メンバーも多く変わり、疲労も溜まる時間帯の中、声で繋がり、接点でファイトし続けるなどDFで「変化」を起こそうとする姿勢を感じました。筑波が「日本一」を目指す上で大切な粘り強いDFと接点での泥臭いプレーであったため選出いたします。

 

<編集後記>

怪我で試合に出られないメンバーが多い中迎えた青山学院大学戦でした。簡単なミスからの失点などはありましたが、内容的にもスコア的にも圧倒でき、今までメンバー外だった選手の意識も「日本一」に向けて「変化」した手ごたえがありました。また、固定されたメンバー以外の活躍はより一層チームの「競争」の意識を高めてくれたと思います。

なお、今回初出場した選手は以下の通りです。

HO神野広希(体育2年・本郷)

PR3内田康介(体育1年・旭野)

FB松島 聡(体育2年・大分舞鶴)

 

次の日本体育大学戦で今シーズンの関東大学対抗戦は終わりになります。必ず勝利して大学選手権出場を確実にし、勢いに乗って「日本一」まで突っ走ろうと思います。今後とも筑波大学ラグビー部に熱いご声援をよろしくお願い致します。

(試合レビュー担当:矢島健吾)

 

<次戦予定>

練習試合 VS日立製作所ラグビー部(サンネクサス)  11/28() 14:00(無観客)

関東大学対抗戦  VS日本体育大学  12/6() 11:30~ @熊谷ラグビー場

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