University of Tsukuba Gymnastics Club

つくば体操フェスティバル2017

テーマ:活動報告

127()につくばカピオにて、体操部にとって1年の締めくくりであるつくば体操フェスティバルが行われました。私たち体操部は”パイプ”作品、”徒手”作品、”Gボール”作品の3作品を発表しました。どの作品でも私たちらしさを魅せることができたのではないかと感じています。以下は作品担当者からのコメントです。

 

今まで先輩方についてただただ楽しく活動してきた私ですが、この1年は運営代として「どのような体操部でありたいか」ということをよく考えさせられた1年でした。おそらく正解のないこの問いに、私なりの答えが見つけられたのにはWorld Gym for Life Challengeへの出場が大きく関わっています。私はその大会を通して、”新しい発想”と、それにより引き出される”動く楽しさ・豊かな表情の表出”こそ私たち筑波大学体操部らしい演技なのではないかと考えるようになりました。

今回のフェスティバルでは、先の問いについて模索しながら活動してきた1年間の集大成として新しい手具作品を担当しようと決めました。パイプを使ったこの作品は、手具の面白さを最大限に見せること、そしていかにやっていて楽しい演技にするかの2点を最も大切にしました。つまり、今私が考える筑波大学らしさを表すことの出来る作品にしたかったということです。パイプの穴を生かしたパイプ×ボールのパートでは手具を扱う難しさもありましたが、失敗さえも演技として見せてしまえばいいという柔らかい雰囲気の作品にすることで、部員がのびのびと動けていたように思います。また、この作品は和を乱さなければ自由に動いて良いと部員に伝えてありました。故に、各々が思いのままに動き、声を出し、自然な笑顔に包まれた作品になりました。見ている人がわくわくし、少しでも一緒に動きたいなと思ってもらえるものであったなら、担当者としては大満足です。

運営代を終えた今、近くで支えてくれた部員や応援してくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。この感謝の気持ちを、今後の体操部の更なる発展に貢献することで返していきたいと思います。今後の体操部も何卒よろしくお願いいたします。

(3年 瓜兼汐里)

パイプボール.JPG

 

まず始めに、私たちが運営代として1年間活動し、その集大成であるつくば体操フェスティバルを無事に終えることができ、ほっとしております。準備の中心となって下さった本谷先生を始めとし、体操部や体操コーチング論研究室の皆様、実行委員の皆様に感謝申し上げます。

今回私は、徒手作品を担当しました。2015年のギムナストラーダを終え、体操の基礎となる徒手の練習を2年間継続して行ってきました。練習してきた徒手を作品にしたいというのは運営代を始めるときに定めた目標のひとつでありました。はずむ、歩く、走る、跳ぶ、振るという徒手の基本のうち、振る運動については十分に練習時間がとれなかった中で作品に取り入れていいのだろうか、魅せられるものになるのだろうかという不安はありました。そんな中で作品作りを進めてきましたが、先輩方から動きのアドバイスをいただいたり、各自部活外でも練習をしたりと部員みなの協力あって、作品をまとめることができました。本番の発表を終え、先輩方からみんな良い表情だったよ、などのお言葉をいただき、無事発表できてよかった!発表してよかった!と思えました。

気持ちよく動ける動きと作品として魅せるための動きのギャップに悩んだこともありましたが、私自身、作品を発表していて、やはり動く気持ち良さは何よりも大切だなと感じることができました。部員たちの今後の”体操”に何か生きるような作品になっていると嬉しいです。

最後になりますが、この一年間を支えてくださった部員、先生、応援する会の皆様、本当にありがとうございました。この一年で学んだことを生かし、今後の活動にまた尽力していきたいと思います。

(3年 冨名腰真子)

徒手最後ポーズ.JPG

 1年間担当を続けたこのGボール作品も、今回の発表でついにお役御免となりました。前回の日本体操祭からさらにバージョンアップさせ、担当者としても納得のいく作品に仕上げられたと感じています。

 このGボール作品は、118日の記事の通り「シンプルかつダイナミックな集団演技」を目指したものでしたが、このような方針を定めたのには幾つかの理由があります。その主な理由は、作品構成の新たな形を提示するためでした。近年の体操部は私見として、主に運動の斬新なアイディアを追い求めるのに伴い、構成が装飾過多気味に複雑化しているように感じていました。その結果、担当者の負担が増加の一途を辿ったり、アイディアに偏重するあまり技術的観点が継承されていかなかったりといった弊害が生まれているのではと考えました。そのような理由から、今回「シンプルで過不足のない演技構成」を提示したいと秘密裏に目論みました。そしてシンプルな分、運動技術や集団の調和を追求しやすい状況が整うであろうという期待もありましたが、その道程が想像以上に前途多難であったことは先述の記事の通りです。しかしながら、最終的には多くの方から肯定的な意見を頂くことができた上、今回意図したテーマも充分に伝えることができ、担当者としては感無量であります。

 そしてこの作品には、2015年ギムナの反省と、2019年ギムナへの想いを自分なりに込めたつもりです。私事で恐縮ですが、今回のフェスを持ちまして体操部を引退させていただきました。なので、2019年ギムナに直接関わることはないのですが、今回のG作品が間接的にでも役に立つとするなら体操部OBになる身としてこれ以上の喜びはありません。これからの部活を担うメンバーには是非、今回の作品を批判的に吟味して先へ進んでもらえたらと思います。

 最後になりましたが、日頃よりご支援いただいております後援会を始めとする関係者の皆様には格別な感謝の意を表したいと思います。お陰様で私はこの体操部において数々の貴重な学びを得ることができました。これからは私も体操部を支える側として関わっていく所存であります。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

(2年 北島瑛二)

Gハネ.JPG

RSS
Facebook
Twitter