4月21日に秋田県立総合体育館で世界ラートチームカップが行われました。私たち体操部は、微力ながら前日準備や当日の運営に参加させていただき、さらにはオープニング、ハーフタイムでのパフォーマンスの機会をいただきました。満員の観客席を前にし、素晴らしい舞台で部員全員が渾身の演技が発表できたのではないかと思います。本当に貴重で忘れられない経験となっています。
以下、参加した部員によるコメントです。
今大会を通して私が特に感動したことは、マイナースポーツと言われるラートの大会において、会場を埋め尽くすほどの3000人を超える大勢の人々が見に来てくださり、その人々にラートの魅力を伝えられたことです。これには今大会を影で支えてくださった運営側における連携が関わっていたと考えます。
今回の運営には様々な人々が関わっていました。IRV、ラート協会をはじめ、ラートに関わる各大学、秋田ノーザンハピネッツ、などの関係者や、駆けつけてくださったボランティアの人々です。様々な人々の連携があったからこそ、多くの人々を呼び、ラートの魅力を伝えることができたのだと思います。
今夏、世界体操祭の出場を控える私たちにとって、この世界大会という場でパフォーマンスができたことは大きな経験となりました。会場の人々だけでなく、ネットを通してパフォーマンスを見た世界中の人々からの反響もあり、私たちの体操の方向性は、世界的に見ても意義のあるものだと実感しました。
そして、今回私は別枠としてシルホイールのパフォーマンスにも出場させていただきました。シルホイールは「何か新しいことを始めたい」という思いから始めたものです。取り組む中で、シルホイールの楽しさに魅了され、私は次第に「多くの人々の前でパフォーマンスをしたい」という思いを持つようになりました。そんな私にとって、今回、国際大会という大舞台で3000人を超える観客を前にパフォーマンスができたことは、一つの夢が叶った瞬間でした。
来年の2020年にはシルホイールの世界大会があります。目標は常に大きく、楽しむ気持ちを忘れず、これからもガンバッていきます!
(院2年 金井茂樹)
僕にとって初めて生で目の当たりにする世界各国のハイレベルな選手達の演技は、いつも動画で見ているものとは全く違った迫力をもっていました。想像もつかなかった技、一度見ただけでは理解できない技、人間離れした技、そして何より基本的な器具の扱いの上手さに何度も鳥肌が立ちました。そのような選手たちの競技の場で、自分たちが15分の集団演技を披露するということで、当初はとても緊張しました。しかし、本番は満員に埋まった観客のみなさんと選手たちのあたたかい歓声と拍手もあり、いつもどおり、もしくはそれ以上のものが出せたと確信しています。あと少しに迫ったギムナに向けて、この上ないステップアップとなり、期待をさらに膨らませることのできた最高の舞台でした。
また、ラウンド間のハーフタイムにはラートの集団演技を行いました。かつてのギムナで行った作品のリメイクであり、構成の素晴らしさ、揃えることの難しさに先輩たちの偉大さを改めて実感しました。本番は、高ぶる気持ちを抑え、落ち着いてひとつひとつの技をこなせる様に心がけました。演技を終えた時の達成感と興奮は今でも忘れられません。
(3年 新庄祥弘)
最後になりますが、この様な機会を用意してくださった秋田チームカップ実行委員の方々に心より感謝申し上げます。