朝野翔一朗
富山県氷見市出身 183cm,97kg 比美乃江小学校→氷見北部中学校→氷見高校
U-16 , U-19 , U-21日本代表選出 筑波大学男子ハンドボール部 キャプテン
好きな歌:スーパースターになったら(back number)
座右の銘:努力なくして栄光はない
みなさん、こんにちは。今年度チームのキャプテンをさせていただく、3年の朝野翔一朗です。
今回は、選手の思いやプライベートをブログで更新して行くことになり、僕が記念すべき第1回目をさせていただくことになりました!
そんな記念すべき1回目のテーマが、『生い立ち』についてです。僕の生まれ育った環境や、ハンドボールの聖地『氷見』についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!!
→ ハンドボールを始めたきっかけは?
僕がハンドボールを始めたきっかけは、父が小学校から大学までハンドボールを行っており、父に勧められ比美乃江ハンドボールクラブで始めました。僕がハンドボールを始めた時には、弟(現 筑波大学1年朝野暉英)も2年生で始め、兄弟で一緒にやっていました。
(写真の左が弟の朝野暉英で、右が僕です)
→ハンドボールの聖地『氷見市』について
僕の生まれ育った富山県氷見市は『ハンドボールの聖地』と言われているほど、ハンドボールが地域に根付いている土地であり、ハンドボールが身近なスポーツであったことも始めるきっかけの一つであったと思います。氷見市は、小学校・中学校・高校と全てのカテゴリーにおいて常に全国上位であり、ハンドボールで町おこしをしている地域です。氷見には、ハンドボールの目の肥えた方々が多くおられ、たくさんご指摘をいただきました(笑)。また、街にハンドボールができる環境がいくつもあり、僕たち兄弟も近所の体育館で毎日泣きながら父と練習をしたことを覚えています。
小さい頃から、氷見高校の徳前監督(現 総監督)と遠い親戚であったこともあり、父に連れられて氷見高校の試合をよく観戦に行っていました。特に、インターハイの県予選では、2500人収容の体育館が溢れかえるほど超満員の中で試合を行なっており、そんな舞台で氷見高校のユニフォームを着てプレーすることが憧れでした。
そんな氷見高校の強さの秘訣は、『なりたい自分になりなさい』という徳前監督がおっしゃっていた言葉にもあるように、自分に何が必要でどうなりたいかを考えて、自ら取り組むところにあると思います。実際に、全体練習や自主練習もメニューは自分たちで考えることも多く、監督やコーチは自分たちに最適なアドバイスをくださるという関係性でした。当時のチームでは、自分で考えてやらない選手は置いていかれるような、すごくプロフェッショナルな環境でした。そんな環境だったからこそ、主体的に自ら取り組む習慣が身につき、人間的に大きく成長できる環境だったと感じています。そして、僕を育ててくれた『氷見』に、いつか恩返しできるように、これからも様々な経験を積みたいと思っています。
(黒色のポロシャツを着ているのが僕が本当にお世話になったスタッフの方々で、左から徳前監督・酒井コーチ・笠尾トレーナー・谷内口先生です)
→ 中学、高校時の成績と一番の思い出
中学の成績
春の全国大会 ベスト16・夏の全中 1回戦敗退・JOC 3位
高校の成績
春の選抜 3位・ インターハイ 2位
中学・高校で一番思い出に残っているのは、インターハイの決勝戦です。古豪『氷見高校』が数年ぶりに全国大会決勝の舞台まで辿り着いたことで、地元の応援はとても大きいものでした。そんな期待を背負って戦った決勝戦は、僕が10本以上シュートを外して負けてしまいました。試合前の極度のプレッシャーから、試合中も夢の中にいる感じで身体に力が入らなくなり、試合中の記憶が全くないような状況でした。また、試合後には氷見高校を応援してくださっていた方々から匿名で個人のSNSに数十件にも及ぶ誹謗中傷を受け、数週間は精神的にもかなり苦しい日々でした。そんな中でも、温かく支えてくれた家族や友人のおかけで、今こうしてハンドボールを最高の環境で行うことができています。また、氷見というブランドが持つ厳しい環境の中でハンドボールができたことで、僕にとって忘れることのできない大きな経験をすることができ、氷見に生まれてよかったと改めて感じました。
→ 一番楽しかった、歓喜した瞬間ってなに?
僕が一番嬉しかった瞬間は、大学1年生の時に、U19とU21の日本代表に同時に選ばれたことです。高校3年生のインターハイが終わってから、ハンドボールを持つことも怖くなり競技をやめたいと本気で思っていました。しかし、もう一度最高の舞台でハンドボールがしたいと思うようになり、これまでのハンドボール人生で一番練習をしました。そして、大学1年生の時に、世代別の日本代表のお話をいただき、自分のアパートで泣いたことを覚えています。当時ハンドボールをやめていれば、最高の経験をすることができなかったため、競技を続けてよかったなと心から思いました。
→これからどのようにチームに貢献したいか?
今年は、キャプテンという立場になり様々なことを考えなければなりませんが、インカレで優勝できるように全力でチームに尽くして行きたいです。個人としては、見ている人を熱くさせるようなプレーをして、一年間怪我なく高いパフォーマンスを出し続けたいです。
そして、最後に!!
同期と一緒にハンドボールができるのも、あと1年!!
最後笑って終われるように、全力で頑張るぞ!!
最後までご覧いただきありがとうございました!今年のチームも、『学生ハンドボール界が目指したくなるチーム』というビジョンのもと、様々な活動を通して魅力あるチームに向けて取り組んでいきますので、筑波大学男子ハンドボール部の応援よろしくお願い致します!
男子ハンドボール部3年 主将 朝野翔一朗
twitter.com/ 朝野翔一朗shoichiro0215