University of Tsukuba Life Saving Team

ライフセービングとは

 

ライフセービングってどんな活動なの?

 

誤解を恐れずに言えば、水辺での事故をなくすための活動です。”人命救助”といっても、事故が起きてから救助に行くのではありません。
「事故を未然に防ぐ」こと。
海辺に来る人たちに楽しんでもらうため、怖い思いは決してさせない。それが、私たちの目指すライフセービングです。ライフセービングは、体力などに関係ない、優しい心さえあれば、誰にでもできる活動です。

筑波大学ライフセービングクラブの活動

監視活動

ライフセービングクラブでは、7月中旬~8月中旬にかけての約一ヵ月間、茨城県鉾田市の大竹海岸という所に泊まり込み、夏の海水浴場の監視活動をしています。
海にはところどころに離岸流という沖に向かう潮のながれがあり、天候や海底地形などの影響で海の様子は常に変化しています。何も知らずに、この危険な流れに乗ってしますと、事故になりかねません。私たちは、そんな事故が起きないように、監視等から海岸に来た人たちを見て、注意を促しています。
時には、泳いで救助に向かうこともあります。また、けがや病気などの応急手当や、迷子の世話なども行います。
ひと夏の間、無事故の達成を目指してライフセーバーが一丸となるこの監視救助活動こそが、ライフセービング活動の中で一番熱い活動です!!

スポーツ

ライフセービングにも競技会があります。
具体的にどんな競技があるのかは、competition のページをチェックしてみてください!

国際交流

私たちの参加している地域クラブ、大竹サーフライフセービングクラブでは、ライフセービングの本場、オーストラリアのクラブと姉妹提携を結んでいます。

2年に一度、春休みにオーストラリアでライフセービングの講習会をうけ、資格を取得する合宿を行っています。講習会やホームステイを通じ、オーストラリアの人々と触れ合う中で得られるものは計り知れないものです。
また、夏には彼らを大竹海岸に招いて共に監視救助活動を行い、交流を深めています。 大竹S.L.S.C.が管理するオーストラリア合宿のページもご覧ください!!

教育

監視救助活動だけでなく、海の知識を伝えることも、私たちの重要な活動になっています。監視活動中には子どもたちに向けて紙芝居を行うほか、定期的に小中学生を対象としたジュニアライフセーバー教室を開いたり、一緒に浜の清掃活動をしたりしています。 私たちの一番の楽しみは、子供たちの著しい成長を肌で感じることができること、子供たちと触れ合って元気を分けてもらえることです!

メンバーの多くがだいすきで、楽しみにしているものの一つ、それが波乗りです。海という大自然を相手に、ボード一本でできるスポーツ!!ボードはマリブボードというボードを使用しています。クラブで多数所有していますのでまずはやりましょう!
生身で感じた事の無いスピードを経験してみましょう!きっと波乗りの虜になりますよ!

環境

年間を通して浜辺の美化活動をしています。
地域のみなさまや大竹S.L.S.C.のJr.メンバーと一緒に活動し地域に根ざした活動をしています。風が強い日や台風の後などはゴミが多く大変ですが、少しずつ綺麗になっていく浜を見るのは気持ちのよい物です。
ぜひみなさんもボランティア活動に参加してみてはいかがでしょうか?

筑波大学ライフセービング部の歴史

1992年に設立されたわたしたちのクラブは、内閣府特定非営利活動法人「日本ライフセービング協会」に所属し、国立大学で最初に誕生したライフセービングクラブです。
発足時のメンバーは、顧問の河野先生(体育科学系)、代表の荒井(体育)、梶山(体育)であり、後に杉本(工基)、竹内(国関)、丸山(自然)、石田(人 間)、結城(体育)、横田らが参加しました。当時は、大学での理解が薄く、また援助もなく部員集めや器材の購入に多大な苦労を強いられました。
しかしながら、顧問の河野先生のご尽力により、救助器材を購入することができ、また、学内の施設使用においても許可を得ることができました。そして、 2002年にはその活動実績が認められ、筑波大学体育会の部会に同好会から昇格しました。

わたしたちの活動理念は、ライフセービング活動を多くの方々に理 解していただけるよう努め、単なる大学の課外活動という範囲に留まらず、水辺の活動を中心に地域社会に貢献していくことです。その成果として、わたしたち のクラブが母体となり、1993年に茨城県鉾田町大竹海岸を活動拠点とする大竹サーフライフセービングクラブを設立しました。そこでは地元の方々をはじめ 多くの方々と共に活動を行っております。
現在、17年連続死亡事故ゼロを達成し、今年も18年連続無事故を目指して、日々トレーニングを続けています。

TOP