木々の葉は落ち、本格的な冬の寒さを感じます。時の流れは速いもので気が付けば年末のご挨拶を書く時期となりました。 今年もOB・OGの皆様方、筑波大学関係者の皆様方をはじめ、多くの方にご支援をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。 今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりイレギュラーの多い一年間でありました。新年のご挨拶で言及した若桐杯は45期内で議論を重ねた結果残念ながら中止となりました。3月末のインカレミドルリレーも中止となり、42期の先輩方の最後の活躍の場が失われてしまい胸が痛んだことは強く記憶しております。インカレロングは宿泊を必要としないよう単日で行われ、学生とオフィシャル以外の来場を禁止したいわゆる無観客試合での開催となりました。インカレスプリントは本来予定していた場所・日程での開催が不可能となり、現役学生からも運営者を募った実行委員会を立ち上げての開催となりました。また春学期中は新歓を行うことができず、秋学期にはできたものの例年と比較して短い期間で行わなければならず苦労しました。このように学生のオリエンテーリングにおける主要なイベントである「大学大会」「インカレ」「新歓」はいずれも大きな影響を受けた一年でありました。 しかしながら我々筑波大学オリエンテーリング部はそのような逆境の中でも力強く活動を続けてきました。インカレロングでは選手権クラスと一般クラスの両方で多くの優勝者・入賞者を輩出しました。予選決勝方式で開催されたインカレスプリントでは男女合わせて11名もの選手が予選を通過し、筑波大学の層の厚さを見せつけました。先述の通りインカレスプリントの実行委員会には現役学生も多く参加しており、運営者として活躍する部員もおりました。来年3月に開催予定のインカレミドルには現時点で6名の選手権出走者が決まっており、こちらも活躍に期待が高まります。 新歓に関しては例年入学式後に行われていた新歓祭は中止となり、体育会合同新歓もオンライン開催となりました。春学期中の新歓活動はSNSで呼びかけを行った上でzoomアプリを利用した説明会のみとなりました。授業がオンラインのため実家で待機する学生も多く、新入生と直接会うことのない中での新歓活動というは大変難しいものでした。それでも秋学期には2週間の新歓期間が設けられ、最終的には8名もの新入部員が加わりました。スポンサーとしてご支援いただいているサルミング様からは新入部員向けに競技用具のセットを販売していただきました。全日本ミドルの初心者クラスやミドルセレの新人クラスで入賞するなど早くも切磋琢磨しているようです。 厳しい社会情勢の一年でありましたが、それでも部員一人ひとりが考え工夫を重ねることによりなんとか乗り越えることができました。先行きが不透明な今日の状況は依然として続くようではありますが、来年も今年のように部員一丸となって困難を乗り越えっていけるように感じています。うまくいかないこともありますが、来年は今年以上に活発に活動していきたいと思います。 明るい話ばかりではありませんでしたが、これにて令和二年末の挨拶とさせていただきます。 2021年も体育会オリエンテーリング部をよろしくお願いいたします。 お体に気をつけてよいお年をお迎えください。 祖父江有祐(2020年主務)
年末のご挨拶
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