TSA活動レポート

目指せ!クリケット日本代表 ~競技転向という新たな挑戦~

掲載

今年4月に「2022年クリケット女子日本代表強化選手団」が発表され、本学の大学院生2名が強化選手に選出されました。
本学にクリケット部は無く、二人とも大学4年までは違うスポーツに取り組んでいました。大学での部活引退後、新たなフィールドで戦う二人の挑戦をご紹介します。

 

2022年クリケット女子日本代表強化選手

宗方 眞子 Mako Munakata

所属: 人間総合科学学術院・体育学学位プログラム1年(体育専門学群2021年度卒)
スポーツ歴: ソフトテニス(10歳~大学生)、ソフトボール(大学生)、クリケット(大学4年8月~)

吉岡 美海 Minami Yoshioka

所属: 人間総合科学学術院・体育学学位プログラム1年(体育専門学群2021年度卒)
スポーツ歴: 水泳(小1~6年)、ソフトテニス(小1~2年)、ミニバスケットボール(小2~6年)、
ソフトボール(小5~現在)、クリケット(大学4年8月~)

*2022年女子日本代表強化選手団について⇒日本クリケット協会HP

<クリケットに挑む吉岡さん>

 

2021年8月に筑波大学人間総合科学学術院スポーツ・オリンピック学学位プログラム(TIAS)と 日本クリケット協会が『女子日本代表選手発掘プロジェクト』としてトライアウトを開催。他競技のアスリートで、新しいことに挑戦したい選手をターゲットとし、2026年に愛知県で開催されるアジア競技大会の日本代表選手発掘を目的として参加者を募集しました。

宗方さんと吉岡さんはそのトライアウトに合格し、トレーニングを経て、7カ月後の今年3月の代表強化選手団選考会の結果、見事選出されました。

<クリケットの様子(左から2番目:バッターの宗方さん、4番目:ランナーの吉岡さん)

 

―トライアウトに挑戦しようと思った理由は?

吉岡  昨年7月にソフトボール部を引退し、その時には大学院に進学することが決まっており、進学にあたって新しいことを始めたいと思い、トライアウトに挑戦しました。
また、クリケットはソフトボールと似た競技であるとともに、海外では盛んに行われているため、興味がありました。

宗方  ちょうど部活を引退したタイミングだったので、新しいスポーツに挑戦したいと思ったからです。
野球の原型のスポーツだということも知り、ソフトボールと似ている部分も多く、おもしろそうだなと思い参加しました。

<女子ソフトボール部時代の宗方さん>

 

―実際にクリケットをやった感想は?
これまでの競技経験が活かされている点、苦労している点があれば教えてください。

宗方  360度どこでも打つことができるルールがとてもおもしろいと思いました。
フィールディング(守備)は、ソフトボールと殆ど同じなので、ソフトボールでの経験が活かされています。バッティングでは、遠くに飛ばす技術はソフトボール、面を使って打つことやワンバウンドを打つことはソフトテニスというように、これまでの競技がどちらもかなり活かされていると感じます。

苦労している点は、ボウラー(野球でいうピッチャー)は肘を伸ばしたまま投げなければならないところです。経験したことのない動きなので、つい肘が曲がってしまったり、うまくコントロールできなかったりと課題だらけです。また、素手でフィールディング(守備)をすることも、上手くキャッチしないと手が痛すぎるので大変です。グローブの有り難さを感じました。

吉岡  投げる、捕る、打つ、走るといった基本的な動作は似ているため、ソフトボールをしていたことは活かされています。しかし、クリケットは、バットが平たく打ち方がソフトボールとは異なっていたり、ボウラーは肘を曲げずに投げないといけなかったりと、ソフトボールの動きと似ているけど違う部分には少し苦労しています。

<女子ソフトボール部時代の吉岡さん>

 

―最後に、今後の抱負をお聞かせください

吉岡  まだクリケット女子日本代表の強化選手に指定していただいただけなので、日本代表として世界で戦えるよう、努力していきたいです。

宗方  今後は日本代表に選ばれるように頑張ります。また、筑波大学にクリケットのチームを作れたらいいなと思っています。

* * *

日本代表を目指して頑張るお二人の今後の活躍にご期待ください!
クリケット女子日本代表の今後の試合は、東アジアカップ2022(10/26〜30@大阪府貝塚市)が予定されています。クリケットというスポーツにも注目してみてはいかがでしょうか。

クリケットとは?
楕円形の芝生のグラウンドで、1チーム11人で行うベースボール型の球技。英国・豪州・インドなどで盛ん。世界的には、競技人口3億人、愛好者10億人でサッカーに次ぐメジャーなスポーツです。

※この記事は、つくばスポーツニュースフラッシュvol.88(2022年5月発行)へ掲載しています。