TSA活動レポート
【パリ2024インタビュー#3】パラ柔道・瀬戸勇次郎さん
掲載
パリ2024オリンピック・パラリンピックに出場した本学アスリートの皆さんに、パリ大会の感想や今後の目標、後輩の皆さんへのメッセージなどをお伺いしました。
第3弾は瀬戸勇次郎さんです。ぜひご覧ください。
パラ柔道/男子73kg級 J2クラス
瀬戸 勇次郎 Yujiro Seto
人間総合科学学術院 体育学学位プログラム在籍中
<主な競技成績>
2021.8 東京パラリンピック男子66kg級 視覚障害 銅メダル
2023.9 アジアパラ競技大会 男子73kg級3位
2024.8 パリパラリンピック 男子73kg級 J2クラス 金メダル
男子73kg級準々決勝
―2度目のパラリンピックの舞台で戦った感想は?
前回と異なり今回は金メダルを獲らなければならないという気持ちと、今まで経験したことのない観客の数にかなり緊張しました。
―瀬戸選手にとって、パリ2024パラリンピックはどのようなものでしたか?
東京で銅だった悔しさからパリでは金を獲ると決めて3年間稽古してきました。今回は3年前から言い続けた金メダル獲得を有言実行できた大会でした。
―パリ2024パラリンピックに向けて、筑波大学内で取り組まれていたことを教えてください。
日頃から柔道部の稽古に参加させていただき、レベルの高い環境で技を磨くことができました。
男子73kgで金メダル獲得(写真:本人提供)
―筑波大学院での自身の研究活動は、競技活動へどのように活かされていますか?
研究では競技の普及・発展をテーマにしています。このテーマで研究することも競技で結果を残すことも、視覚障害者柔道という競技を多くの人に知ってもらい、競技人口を増やすこと、パラリンピックでのメダル獲得数を増やすことにつながると思って取り組んでいます。
―瀬戸選手がパラリンピックを目指し、パラ柔道に挑戦し続ける理由や意義を教えてください。
子どものころから続けてきた柔道で、目標に向かって稽古を続けることや試合に出場すること、またそれが障害者スポーツの普及や発展につながることが楽しく、嬉しくも思えるためです。
―今後の目標や夢を教えてください。
視覚障害者柔道の普及を中心に障害者スポーツやパラスポーツの発展に貢献したいと考えています。
―最後に、筑波大学の学生(後輩)たちへメッセージをお願いします!
目標を立てて頑張ることは目標に対する成果がどうであっても、自分自身に多くの経験と大きな成長を与えてくれるものだと思います。
ぜひ長期的な視点と広い視野を持って目標に向かって励んでほしいと思います。