TSA活動レポート

【パリ2024インタビュー#5】クライミング・森秋彩さん

掲載

パリ2024オリンピック・パラリンピックに出場した本学アスリートの皆さんに、パリ大会の感想や今後の目標、後輩の皆さんへのメッセージなどをお伺いしました。
第5弾は森秋彩さんです。ぜひご覧ください。

 クライミング/ボルダー&リード 

森 秋彩 Ai Mori
体育専門学群 3年

<主な競技成績>
2023.8 世界選手権 女子リード優勝、女子ボルダー&リード3位→パリ五輪内定
2024.8 パリ五輪 女子ボルダー&リード(4位)

女子ボルダー&リードで決勝進出

―初めてのオリンピックの舞台で戦った感想は

課題の強度も選手の雰囲気も普段の大会と違って不安と緊張はありましたが、たくさんの応援のおかげで楽しむことができました。 ボルダーでのパワー不足やリードでの最後のひと押しなど、改善点がたくさん見つかりより一層強くなりたい気持ちが高まりました。

―森選手にとって、パリ2024オリンピックはどのようなものでしたか?

選手としてだけでなく人間として,成長させてくれる経験でした。
大きな舞台でいつも通りのパフォーマンスをする精神面はもちろん、私がのびのび競技できるのは、周りのたくさんの方々のサポートのおかげだということを選手村での生活や会場でのボランティアさんの様子を見て改めて実感しました。

―筑波大学での自身の学習・研究活動は、競技活動へどのように活かされていますか?

心理学、運動学などは直接的に精神の安定や身体のコントロールをより良くするために役立っています。その他のスポーツ社会学、スポーツ産業学、体育・スポーツ哲学などについても、協議する立場としてだけでなく、より多面的な視点でスポーツを見つめることで物事を広く捉えられるようになり、思考の幅が広がりました。

―大学での授業と協議を両立するために、工夫や意識していることは何ですか?

大学では勉強に集中する、ジムではクライミングに集中する、とそれぞれの環境でメリハリをつけることです。また、燃え尽きてしまわないように適度に休むことも大事にしています。
それぞれの友人やお世話になっている人との関わりを大切に日々過ごしています。

―今後の目標や夢を教えてください。

一生でクライミングを楽しむという大きな目標のもと、一つ一つの大会を通過点としてのびのび楽しむことです。
ロサンゼルスオリンピック出場・メダル獲得を目指して苦手の改善(ダイナミックなムーブなど)を試みています。 夢は、誰にも真似できないような唯一無二な登りをすること・波瀾万丈な人生を送ることです。

―最後に、筑波大学の学生(仲間)たちへメッセージをお願いします!

みんなそれぞれ熱中しているものがあって、学業との両立や人間関係など色々大変だと思いますが互いに切磋琢磨し、高め合っていきましょう!
自分を信じて突き進んでいけば、必ず道は開けます!

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