5月4日(土)、筑波大学ラグビー場にて毎年GWの恒例となっている茗渓ラグビー祭が開催されました。
第1試合 vs医学ラグビー部 43-7 Win
まだ大学でのプレーに慣れていない中で、ダイレクトプレーと体を張ったディフェンスにテーマを絞り臨んだ、1年生のデビュー戦。アタックでは個々のスキルが光り、大きなゲインやトライが数多く見られた一方、ディフェンスではセットの遅れから1本のトライを奪われ、課題が残る結果となりました。
1年生にとっては、これからの筑波大学でのプレーに弾みをつける、良い経験になった試合でした。
<楢本鼓太朗(キャプテン・1年・修猷館)のコメント>
DFでは、積極的に接点でファイトすることが出来ましたが、FWがファイトに人数をかけすぎてDFのセットが遅れ、相手にトライを取られてしまったことが今日の試合の大きな反省です。
これからは接点でターンオーバーできるか、できないかの判断と速いDFのセットの意識を高めていきたいです。また、ピンチかつ、きつい時間帯に走り続けられるフィットネスとメンタルも鍛えていくべきだと今日の試合で実感しました。
<選手が選んだMOM>
この試合のMOMは、木原優作(1年・東福岡)です。
アタック、ディフェンス共に堅実なプレーをし続け、チームの勝利に貢献した木原。持ち味として見せた激しいプレーには高校の大先輩、鎌田慎平(4年)を彷彿とさせるものがありました。今後に期待がかかる選手です。
〔選出;北島純(4年・城南)〕
第2試合 OB&ツクバリアンズ戦 24-17 Win
この試合は、多くの選手にとって今季初の試合であり、少しでも上のチームに上がるためのアピールの場となりました。
試合では、ディフェンスでゲインを許す場面も見られましたが、アタックではFWのダイレクトプレー、BKのラインアタックなど新チームになってから練習してきたことが形となって現れ、筑波が目指す「泥臭いプレー」も多く見られました。
<塩井徹弘(キャプテン・4年・砺波)のコメント>
チームとして「泥臭くプレーする」ことテーマに掲げていました。実際に試合では接点で相手にプレッシャーをかけ、スペースにボールを運ぶアタックをすることが出来ました。しかし、規律を守れずペナルティが多くなるという課題も見つかりました。
次の試合ではさらに上のレベルに「CHANGE」していけるように、一つ一つの練習を大切にしていきたいと思います。
<選手が選んだMOM>
この試合のMOMは、塩井徹弘です。
粘り強いタックルやルーズボールへの反応など、筑波が掲げている「泥臭さ」を体現していた塩井。キャプテンとして積極的に声を出してチームを鼓舞し、勝利に導いた選手です。
〔選出;鎌田慎平〕
第3試合 vs清水建設ブルーシャークス 19-60 Lose
この試合は、社会人チームの強靭なフィジカルと高いスキルを肌で感じられる、これから激しい試合が続いていく春のシーズンの試金石となる試合となりました。
試合は前半、アタックを継続して敵陣には入るもののミスでトライを取りきれず、ディフェンスでは体の大きな相手にコンタクトとオフロードでゲインを許す、といった展開に。それでもなんとか食い下がり、19-29で前半を終えました。後半は防戦一方でボールを保持できず、トライを取れないまま、19-60で試合終了となりました。大敗はしましたが、ディフェンスではタックルからの素早いリロードとファイトでターンオーバーをする場面も増えてきており、今年の筑波が目指すディフェンスの形が少しずつ現れつつあります。今後はその回数をより増やしていくため、さらなる練習を重ねていきます。
<杉山優平(主将・4年・大阪桐蔭)のコメント>
社会人のチーム相手に、前半は接点と動き勝つ部分で負けていませんでしたが、何度かあったトライチャンスをものに出来なかった点が勿体なかったと思います。後半に関しては、ほとんどボールを持つことが出来ず、相手に自由にやられてしまいました。
ボールを動かしてアタックし続けることが出来れば、チャンスを作ることが出来ていたので、ターンオーバーするDFに修正し、次の試合に向けて準備していきたいです。
<選手が選んだMOM>
この試合のMOMは、土谷深浩(4年・福岡)です。
社会人チームを相手にフィジカル面でやや劣勢の中、確実なボールキャリーと激しいブレイクダウンで筑波の「接点」へのこだわりを体現した土谷は、ラインアウトでは元サンウルブズのサム・ワイクスとの競り合い、その後の動き出しの速さも見せチームのアタックのテンポづくりに貢献した選手です。
〔選出;森田大輝(4年・済々黌)〕
【次戦予定】
5月11日(土) 練習試合 vs上智大学 13:00 Kick off
場所;筑波大学ラグビー場
5月12日(日) 関東大学春季大会 vs明治大学 14:00 Kick off
場所;明治大学八幡山グラウンド
今後とも筑波大学ラグビー部へのご声援よろしくお願いします。