11/24(日)に群馬県立敷島公園サッカー•ラグビー場において関東大学対抗戦の6戦目である日本体育大学との試合が行われました。
この試合は、「杉山組」が大学選手権に出場するにあたって、負ければその道は閉ざされてしまうという大事な試合でした。また、「つながり」と「ダブルタックルの質」というテーマで準備し、試合に臨みました。
関東大学対抗戦 vs日本体育大学 46‐23 (トライ数7‐2) Win 前半 29-9 後半 17-14
試合総評・MOM選出;杢屋(FW学生コーチ)
「杉山組」の目標である日本一に向け、絶対に出場しなければならない大学選手権出場をかけて挑んだ日本体育大学との試合でした。
日本体育大学はグラウンドを大きく使ったアタックに加え留学生を中心とした力強い突破が特徴のチームです。そのような相手に対して筑波は「接点」と「泥くさいプレー」で相手を圧倒しようと挑みました。
前半、PGで先制されますがWTB植村の突破などで勢いにのると、ゴール前ラインアウトからFW陣がモールでこの試合最初のトライを奪います。その後もモールやFWとBKチーム一体となったアタックで得点を積み重ねました。DFではPR木原とLO中原のダブルタックル、CTB嶋田の留学生選手への低いタックルなど、しぶとく泥くさいDFを繰り返し前半の失点をPG3本のみで抑えます。後半はハンドリングミスや日本体育大学のグラウンドを広く使ったアタックから失点する苦しい時間帯もありました。しかし、一度ゲインされても何度もしつこくDFに行くプレーは途切れることはありませんでした。試合終了間際には、前半苦戦したスクラムを起点にトライをするなど試合の中で修正することができました。
プレッシャーのかかる試合でしたが練習で培ってきたことが試合で発揮され、勝利することができたと思います。
日本一に向かっていく中で、80分間精度の高いAT、DFを継続することが今後の課題となってくると思いますが、常に「接点」と「泥くさいプレー」にこだわりチーム全員で成長していきたいと思います。
<ゲームキャプテン土谷深浩(4年・体育 福岡)のコメント>
応援ありがとうございましまた。日本体育大学戦を振り返って、チームとして大学選手権出場を懸けたプレッシャーのかかる試合でしたが、前半はエリアを支配し、FWのセットプレーでトライを取りきる事ができ、筑波として準備してきた事ができたと思います。しかし後半では、日本体育大学の勢いに受けてしまう場面がありました。筑波としては、これから選手権で強いチームと試合をやって行く中で、試合中のコミュニケーションを密に取り、試合中にミスを修正できるようリーダーを中心にやっていきたいと思います。
まずは、今週末にある対抗戦最終戦の青山学院大学との試合に勝利し、選手権に向けていい準備をしていきたいと思います。今後とも応援よろしくお願い致します。
<コーチが選ぶMOM>
この試合のMOMは、WTB植村陽彦(1年)です。
対抗戦初めての先発出場でしたが、序盤のキックカウンターからのブレイクでチームに勢いをつけてくれました。その後も持ち味のスピード、ステップをいかしてトライを決めるなど1年生らしく思い切りの良いプレーがたくさん見られたためMOMに選出します。
<植村陽彦(1年•体育•茗渓学園)のコメント>
日頃より多大なるご声援をありがとうございます。大学選手権出場をかけた試合で勝ち切れたことにホッとしています。私個人としては、反省も多い試合でした。これを成長の契機と捉えて日々精進したいと思います。
また、関東ラグビーフットボール協会が選出するMOMに、SOの島田悠平(4年•体育•國學院久我山)が選出されました。
(試合レビュー担当:楢本鼓太朗•人文•文化学群1年)
【次戦予定】
関東大学対抗戦A vs青山学院大学 11月30日(土) 14:00 Kick off
場所;江戸川区陸上競技場
今後とも筑波大学ラグビー部へのご声援よろしくお願いします。