10/9(土)に江戸川区陸上競技場にて関東大学対抗戦の3戦目となる早稲田大学戦が行われました。
VS早稲田 14-21 Lose
試合総評・印象に残ったプレー・MOM選出:柴田晴悟(FWコーチ)
<試合総評>
今回の早稲田大学戦は、第二節の慶應義塾大学戦を終え一勝一敗で臨んだ試合でした。
早稲田大学は大学随一の攻撃力を誇り、対抗戦において筑波大学は早稲田大学に3年連続で50点以上の得点を挙げられ大敗を喫していました。今季、筑波大学は失点を20点以下に抑えるという目標を立てており、チームとして取り組んできた前に出てつながり続けるDFをテーマとして試合に臨みました。
試合を通じて、つながったDFラインで前に出て、激しいタックルでよく止め続けたものの慶應義塾大学戦で見られたブレイクダウンでのターンオーバーは難しく、逆に早稲田の強力なBK陣に小さな綻びからのラインブレイクを許してしまう場面も見られました。
また前回の慶應義塾大学戦では少なかったペナルティも今回は14回となり、2名が一時的退出処分を受けるなど規律面において大きな課題の残る試合となりました。80分間選手達はベストを尽くしましたが、最終スコアは14-21と惜しくも勝利には届きませんでした。
今回の試合を終え、改めて一試合を通じて精度の高いプレーをやり切ることの難しさを痛感しました。しかし、目標とする日本一を達成するにはそれを遂行する能力が求められます。
今回の経験を活かし、次戦の明治大学戦に向けてもう一度自分たちにベクトルを向け、より一層チーム全体でつながって、今できることを最大限に行いたいと思います。
今後とも筑波大学ラグビー部への熱いご声援よろしくお願いいたします。
<印象に残ったプレー>
前半30分頃からの10分間、HO肥田(体育・3年)の一時的退出処分中の3本のラインアウトが印象に残っています。
ラインアウトの要となるスローワー不在の中、LO八木澤(体育・3年)の機転とPR木原(体育・3年)の精確なスローイングのおかけで全てをターンオーバーされることなくマイボールで終わらせました。試合中の選手たちの見事な対応力に試合を見ていて感動しました。
FWは今回の試合のラインアウトで、DFでは早稲田ボールラインアウトにプレッシャーをかけスティールし、ATではターンオーバーされることなくマイボールを全て確保するなど準備してきたものを出してくれました。
ただ何点かサインミスなどがあり、それらの課題を次回に向けての反省点とし、明治大学戦でもBKのATにつながる安定したボールを供給したいと思います。
<コーチが選ぶMOM>
今回の試合のMOMにはHO肥田(体育・3年)を選出したいと思います。前半途中に一時的退出処分を受けラインアウトではピンチを招いてしまいましたが、出場した時間を通じて激しいタックルと豊富な運動量、精確なスローイングでチームに貢献してくれました。特にDFにおいてはタックルしてはすぐに起き上がりまたDFに参加するなど素早いリロードと激しく前に出るタックルで筑波らしさを体現してくれていたと思います。今後は規律面でも成長し、より一層チームに貢献する存在となってくれることを期待しています。
<肥田晃季(体育・3年)のコメント>
MOMに選んでいただきありがとうございます。今回の試合ではイエローカードをもらってしまったので、次からはもらわないようにしたいと思います。途中まで21-0と勝ちが遠のきそうになった時間帯にチーム一丸となってトライを奪おうと全員が諦めない姿勢が出せたと思います。また、熱い試合を見せられるよう頑張ります。応援ありがとうございました。
<次戦予定>
関東大学Jr選手権 VS日本大学 10/16(土) 12:00 Kick off (無観客)
(レビュー編集担当:大坪健人)