University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学対抗戦 VS 日本体育大学 レビュー

11/27()に江戸川区陸上競技場で関東大学対抗戦の最終戦となる日本体育大学戦が行われました。

VS 日本体育大学 17-35 Lose

 

レビュー担当:村上健一(FWコーチ)

 

<試合総評>

負ければ大学選手権出場が絶たれるというプレッシャーの中、筑波の強みであるDFにフォーカスを置いて臨んだ日本体育大学戦でした。

試合を通して激しく体を張ったDFが見られましたが、1つのチャンスを活かしきる日本体育大学のATを前に敗れる形となってしまいました。

この敗戦によって松永組の日本一への挑戦は終わりを迎えることとなりました。

試合の中で激しく泥臭い筑波らしいプレーは多く見られました。しかし「見ている人の心を動かす」「筑波を示す」ということは勝利という結果も求められると感じています。この悔しい経験を糧に来週の専修大学戦で松永組の集大成を選手達は示してくれると確信しています。

 

松永組の4年生は上級学年である2年間を新型コロナウィルスによる様々な制限の中、日本一を目指す日々を過ごし、たくさんの努力と苦労があったと思います。

私事ですが、筑波での4年間の経験の無い私がFWコーチを務めさせて頂きましたが、至らなさで選手が求めるコーチ像には程遠かったと思います。様々な経験のあるプロのコーチの方が指導につかれている大学も多い中、良いコーチングができずたくさんの迷惑をかけてしまったと感じています。

そのような中、助けられたのが「Link」というスローガンを掲げた4年生達でした。練習後中心となって同じポジションで集まり、スクラムについて語り合って下級生の相談に乗ってくれたり、練習に対して様々な要求やアイデアをくれたり、他の選手同士でのプレーに対するチェックなど4年生の筑波大学ラグビー部での繋がりを大切にする姿勢に本当に多くの場面で助けられました。最後までコーチとして様々なものを求めてくれたこと、一緒に日々の練習を築いてくれた4年生を中心とした選手達にはこの場を借りて感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。今週末の試合まで共に走り切りましょう。

 

筑波が今後、日本一になるためには、普段の選手の素晴らしいラガーマンとしての能力を考えると、筑波で大切にされている「自主性」への意識を今以上に高めることが必要ではないかと個人的には感じています。

私がラグビーと関わる中でもっとも大切にしてきた言葉で「主体性」というものがあります。

自主性とは決められたゴールや目標に対して自ら行動すること。

主体性とは自らゴールや目標を決め、それに向けた行動選択と責任を負うことです。

チーム全体の責任と行動選択権を負うことは難しいですが、個人での練習中や日常生活で決められたことを自ら行うだけでなく、個人としてゴールや目標を持ち、自ら行動を選択してその行動に責任を持つことで、長いようで短い4年間を充実させ、チームとしてもよりよい集団になることができるのではと考えています。

 

私が松永組の試合レビューを書かせて頂ける機会はこれで最後だと、色々な思いを綴ってしまいましたが、来週に専修大学とのゲームが松永組での最後の試合として残っています。

日本一への挑戦は終わってしまいましたが、松永組としての最後の試合を勝利で飾り、筑波を示すことができるようチーム一丸となって取り組んで参りたいと思います。

最後になってしまいましたが、関東大学対抗戦やJr.選手権など、沢山の方々のご尽力により無事に開催されたことに厚く御礼を申し上げます。また、コロナ禍の中、たくさんのご声援を頂き本当にありがとうございました。今後とも筑波大学ラグビーへのご支援、ご声援をよろしくお願い致します。

 

<印象に残ったプレー>

後半終了間際、ラインアウトからの連続攻撃から抜け出したCTB川合(体育4年・小山台)CTB松島(体育3年・大分舞鶴)と繋いでトライを奪ったシーンを選出します。BKの鮮やかなランニングもさることながら、サポートにはフロントローのHO平石(体育2年・桐蔭学園)を初めとした多くの選手がさぼらずに走って顔を出し、献身的な動きが見えたシーンであったため選出しました。このようなシーンを多く作れなかったことがとても悔やまれますが、筑波の武器である泥臭く堅実な動きがよく現れたシーンであったと感じました。

 

<コーチが選ぶMOM>

今回の試合のMOMPR木原優作(体育3年・東福岡)です。フロントローながら80分を通して動き回り、力強いキャリーや泥臭いプレーが多く見られたため選出しました。スクラムでは対面の強力な留学生に対して、何度崩れようとも泥臭く対抗し続けていた点も非常に印象的でした。

来年度、木原を中心とした3年生以下のフロントローを中心として、「スクラムの強い筑波」となることを確信しています。

<木原優作(体育3年・東福岡)のコメント>

MOMに選出して頂きありがとうございます。

結果は勝利することができず、このような形で松永組が終わってしまうことが非常に残念です。松永組はこの1年間、日本一になることを目標にやってきました。まずは大学選手権へと繋げるためにも勝たなくてはいけない試合で、内容もやりきれなかったことが多い試合になってしまいました。3年間お世話になった4年生にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。日頃から不安の残る練習をしてしまい、そのまま試合に挑んだことでこのような結果へ直結したと私自身は感じています。二度とこのようなことがないように、来年へ繋げていきたいと思います。

来週はJr戦があります。今後も応援をよろしくお願い致します。

<主将・松永貫汰(体育4年・大産大付属)のコメント>

対抗戦を終えた感想としましては、今シーズン重きを置いてきたDFをやり切る難しさを感じました。対抗戦の前半3試合では自分たちのやりたいDFを徹底できていましたが、4試合目の明治大学戦以降、自分たちが試合の中でやりきらなければならない事が徹底できず、シーズンの中で成長できなかったと感じています。対抗戦前半に早慶明帝と戦わなければならない過酷な組み合わせの中でどれだけ燃え尽きずに、高いモチベーションを保ったままシーズン中に成長し続けられるか、改めて対抗戦で勝ち残る厳しさを感じました。

<副将・髙田風吾(体育4年・桐蔭学園)のコメント>

 日頃より筑波大学ラグビー部への多大なるご支援・ご声援誠にありがとうございます。

 

 先日の試合に敗れ、筑波大学は本年度の関東大学対抗戦を34敗で終え、第6位での敗退が決まりました。

 対抗戦の総括といたしましては、序盤の3戦では、昨年の上位校を相手に自分たちの目指すDFを多くの場面で発揮することができ、自分たちの積み上げてきたものに手ごたえを感じていましたが、4戦目の明治大学戦以降、自分たちのやるべきDFを発揮することができず、セットプレーや敵陣でのATの精度等、試合で出た課題を中々改善することができませんでした。

 先日の試合でも、日本体育大学の留学生を中心としたATに対して、自分たちのDF80分を通して徹底することができず、ATに関しても自分たちのミスでトライチャンスを失うという、まさに今シーズンの後半戦を表したような試合でした。しかし、そのような厳しい状況の中でも、ダブルタックルでプレッシャーをかけてターンオーバーといった筑波が今年度積み上げてきたDFが発揮される場面も度々見られました。

 結果は、誰一人として望んでいたものではありませんでしたが、私はこの1年間を共に戦ってきた同期、後輩、スタッフを誇りに思います。そして、このような社会情勢の中、全試合対抗戦を戦うことができ、関東大学対抗戦を開催して頂いた関係者の方々、また筑波大学ラグビー部を応援して頂いた全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 今シーズンの松永組の活動としては、今週末の関東大学ジュニア選手権最終戦・専修大学戦が残っています。どうか最後まで筑波大学ラグビー部へのご声援よろしくお願い致します。

 

<次戦予定>

関東大学Jr選手権 VS 専修大学 12/4() 12:00 Kick off (無観客)

 

(レビュー編集担当:大坪健人)

RSS
Facebook
Twitter

TOP