University of Tsukuba Rugby Football Club

強化試合 VS法政大学B

テーマ:試合レビュー

5/8()に法政大学グラウンドで法政大学B戦が行われました。

VS 法政大学B 45-20 Win

 

レビュー担当:児玉悠一朗(4年体育・福岡)

 

<試合総評>

Aチームが最後まで接点を当て続けて勝利をつかみ取る中、Bチームのメンバーは早く出たいと意気込んでいたのか、Aチームの試合中も誰もベンチに座ることなく全員が立って試合を見ていました。

ソワソワした雰囲気の中、全員から「やってやるぞ」という気迫を感じ、燃えたぎる闘志はまさに今年のスローガン「バチバチ」でした!試合前から応援メンバーも彼らの試合を見るのがとても楽しみだと話していました。

今回の試合では、入学してちょうど一か月の一年生達が多く出場し、イキイキとプレーしている姿がとても印象的でした。その裏では、先輩達が「これが筑波の接点や!」と言わんばかりに、最前線で引っ張り、「接点と泥臭さ」とはどんなものかを近くで示してくれたからこそ、一年生のイキイキしたプレーが出てきたと思います。

 

前半から4年生の松宮(4年体育・弘前聖愛)、菅井(4年社会・安積)、そして今回の注目選手の松石(3年応理・福岡)らが随所で体を張り、A戦では序盤からできなかった接点でのファイトをしてくれました。

 

後半1210で筑波リードの中、後半最初にトライを許しましたが、後半8分のゴール前ラインアウトでは1年生4人が入ったモールで押し込み、最後は星(1年体育・佐沼)がトライし逆転に成功しました。これは上級生と下級生の結束から生まれたトライでした。

後半終盤では疲れている中でも全員で走り切り、トライに結び付けたシーンもあり、見ごたえのある試合となりました。

 

しかし課題も残り、法政大学の強みであるセットのスクラムやモールで圧倒されたこと、セットDFのコミュニケーションミスにより一発でトライを取られるシーンもありました。先週からセットからのDFの練習を多く練習していた分、やりきれなかったところは次戦までに改善できればと思います。

 

<印象に残ったプレー>

後半12分のトライシーン、金田(2年体育・太田)がラックサイドを抜けてゲインし、その後ラックから兄・濱島海(3年体育・福岡)のパスから弟・遼(1年体育・福岡)がスワーブを切り相手の裏に出ると、そこに星野(3年体育・福岡)が走り込みゴール前まで運び、最後は西川(2年知識・高津)がトライしたプレーです。BKのランニングスキルが光り、チームに勢いをもたらしました。

 

濱島兄から始まる福高ラインが形成され、直属の後輩の活躍に胸躍らせたのに加え、一年生がトライに絡み、勝利を近づけた瞬間だったため挙げさせていただきました。

 

現在福岡高校出身である11人の中で、福高兄弟コンビは松下兄弟(彰吾さんと真七郎さん)、櫛山兄弟(雅文さんと博史さん)以来です。濱島兄弟が筑波に新たな風を吹かせてくれることを期待します。

 

MOM選出>

MOMは先ほども挙げた濱島遼(1年体育・福岡)を選出します。

 

トライアシストをしたシーンもとてもよかったのですが、やはり彼の持ち味は福岡高校伝統の低く刺さるタックルでした。映像で何度も見返しましたが、画面外から相手FWに突き刺さり、仰向けにしました。筑波サイドはどよめき、「また福高から魚雷が来た」という声も

久しぶりに高校の頃を思い出しました。

 

まだ体は細く、粗削りなDFでしたが、これから一緒に身体づくりをし、バチバチタックルにいってチームの危機を救ってほしいと思います!福高!

<濱島遼(1年体育・福岡)のコメント>

MOMに選出していただきありがとうございます。

この試合の個人的な目標であったブレイクダウン、ダブルタックルの激しさに関しては試合の中で意識して体現できたと思います。

しかし、初めての試合だからこそ起きたミスや気づいた課題もあるので練習の中で改善していきたいと思います。

今後はもっと積極的なプレーを増やして体をバチバチ当ててチームの勝利に貢献します。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

レビュー編集担当:西川立旺

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