6/5(日)にCHUBU UT FIELDにて強化試合専修大学A戦が行われました。
VS専修大学A 36-24 Win
レビュー担当:宮本大輔(体育3年・浦和)
<試合総評>
今回の強化試合の相手は、昨年のジュニア戦で引き分けた専修大学でした。昨年の試合では、試合を通して、相手のATを受けてしまうシーンがありました。敗戦はしなかったものの、たくさんの課題が残る試合でした。
多くの選手が試合に出場できるチャンスがある強化試合で、一人ひとりがDFでもATでも前へ前へと「泥臭い」プレーができるか、結果にも内容にもこだわりたい一戦でした。
前半2分、WTB高田(体育3年・浦和)のPGで先制したものの、その後は何度も敵陣に入りますが、自分たちのミスやペナルティでトライを取り切ることができず、厳しい時間帯が続きました。フェーズを重ねてのポジショニングの早さ、オーガナイズ、オプションは今後の課題であると考えます。
前半21分、スクラムのペナルティから敵陣奥深くに入ると、スクラムのセットATから、FB堀(体育2年・春日丘)がトライを決めます。その後も敵陣ラインアウトのセットATから29分にはHO肥田(体育4年・春日丘)が、42分にはFL梁川(体育3年・尾道)がトライを決めました。厳しい時間が続いても、DFで圧力をかけることができたことや、スクラムやラインアウトなどのセットプレーの精度が前半の内容に結びついたと考えます。
しかし、後半は相手のATに圧力を受け、4つのトライを許しました。ほとんどの失点が1次のセットDFでゲインを許したことが機転になっています。1次のDFでしっかり止めることが、その後のDFにとって重要になってきます。しかし、ゲインされた状況でも、DFがワンラインで出ることが大切です。また、人数が少ない状況でもブレイクダウンでファイトし、圧力をかけて相手のATを遅らせること、前へ前へと「泥臭い」DFをすることが必要であると感じました。
試合には勝利しましたが、内容に満足することなく、春シーズンの残りの試合も戦っていきたいと思います。
<印象に残ったプレー>
前半35分、相手のキックカウンターをPR木原(体育4年・東福岡)がラックに圧力をかけてターンオーバーし、SH白栄(体育3年・高鍋)、NO.8谷山(体育3年・福岡)とつなぎ、トライをとりきったシーンです。
後半はDFでの課題が多かった中で、筑波ラグビーの根幹であるDFから、FWとBKが一体となってトライが取れたことは価値あるものだと思います。
<MOM選出>
この試合のMOMにはHO肥田晃季(体育4年・春日丘)を選出します。
ラインアウト、スクラムのセットプレーの安定だけでなく、フィールドプレーにおいても泥臭いプレーを体現していたことから選出しました。
<肥田晃季(体育4年・春日丘)のコメント>
MOMに選出していただきありがとうございます。
今回の試合では、セットプレーでは守りに入らず、全て攻めの姿勢で挑みました。フィールド面では常に声を出し続けて、若いBK陣が前向きな気持ちで取り組めるよう意識しました。
日本一に向けて、常に自分にできるベストの準備、マインドを持って対抗戦シーズンに向かって行きたいと思います。
最後に復帰にあたって携わってくださったトレーナーやチームドクターの方々に感謝したいです。ありがとうございます。
<次戦予定>
関東大学春季大会 VS関東学院大学 6/19(日) 13:00 Kick off
レビュー編集担当:西 舞衣子