6/19(日)にセナリオハウスフィールド三郷にて、関東大学春季大会の第5戦となる関東学院大学戦が行われました。
VS関東学院大学 46-12 Win
レビュー担当:梁川賢吉 (体育3年・尾道)
〈試合総評〉
今回の関東学院大学戦は春季大会の最終節でした。春季大会前節の流通経済大学戦後、3試合の強化試合が行われました。これらの試合を勝利で終えたものの、多くの反省が残りました。特に選手一人一人のリーダーシップや責任感について問われる機会が多くありました。4週間という期間、各カテゴリーでそれらについての反省を出しては考え、行動に移すことでこの試合への準備をしてきました。それぞれの選手が悩みや葛藤を克服し、成長することができた良い期間であったと感じています。日本一を目指すチームの一員としての自覚を持ってプレーをする。そういった意味でもこの試合は重要な試合でした。
ホイッスルと同時に蹴り上げられたボールをキャッチした相手選手に対し、木原(体育4年・東福岡)・肥田(体育4年・春日丘)が気持ちのこもったダブルタックルに入り試合が始まりました。前半3分、浅見(体育2年・柏)のトライで先制するも自分たちのミスや相手の勢いのあるアタックからのトライによって流れに乗り切ることはできませんでした。しかし、セットプレーを中心にプレッシャーをかけ続け、全員が攻める姿勢を失わなかった事が功を奏しました。前半23分にh谷山(体育3年・福岡)のスクラムからの持ち出しを起点に連続攻撃を仕掛け、松石(理工3年・福岡)がトライを決めました。このトライを口火に連続トライを奪うとともに、髙田(体育3年・浦和)の正確なキックで点数を重ね、29-7で前半を折り返しました。後半も勢いを止めることなく髙田・茨木(体育1年・東福岡)・黒澤(体育3年・飯田)の連続トライで得点を重ねましたが、後半37分、モールからのトライで失点を許し、その後45分にもモールからの連続攻撃で失点を許してしまいました。どちらのトライもペナルティから自陣への侵入を許し、攻め込まれる形でした。気温が高く、ハードな時間帯もあったため、この時間帯に少しの緩みが出てしまったのではないかと感じましたが、最後まで精度の高いプレー・規律を守ったプレーをし続けることが日本一を目指すためには不可欠です。改めてそれらを学ぶことができた良い機会であったと感じました。
〈印象に残ったシーン〉
ウォーターパーソンをしていたため、選手の近くで会話を聞くことが多くありました。特に流れをつかめなかった時間帯や連続トライを許した時間帯においても選手一人一人が声を掛け合い、挑戦する姿勢を出し続けられたことは大きな成長であり、この試合の勝利につながった要因であったと感じました。木原(体育4年・東福岡)・肥田(体育4年・春日丘)・八木澤(体育4年・柏)らのリーダー陣に加え、谷山(体育3年・福岡)・白栄(体育3年・高鍋)・浅見(体育2年・柏)ら多くの選手が積極的に声かけをしていました。それらのシーンはこの試合に至るまでの反省を活かしたものであったと感じたため印象に残りました。
〈MOM選出〉
MOMは白栄拓也(体育3年・高鍋)を選出します。
今回の試合では先制得点をするも、なかなか流れに乗りきることができない時間帯がありました。そのような時間帯においてもミスを恐れることなく思い切ったランニングでトライの起点となるプレーやスピードを活かしたトライによって流れを持ってくることができました。
また、この試合に至るまでの強化試合において、うまくいかない時間帯がありましたが、彼の積極的に声掛けをする姿勢や攻撃的なプレーでチームを、特に下級生をまとめ上げ勢いづけていたことから彼を選出しました。
<白栄拓也(体育3年・高鍋)のコメント>
MOMに選出して頂き大変嬉しく思います。
まず、春季大会最終戦を勝利で終えることができて良かったです。
個人としては、良かったプレーがあったものの改善すべきプレーもありました。
チームの目標である日本一に貢献出来る様、今回見つかった反省を生かして日々精進してまいります。
今後とも応援の程宜しくお願い致します。
<広報委員的MOM選出>
今回の試合レビューでは広報委員からも一人、谷山隼大(体育3年・福岡)をMOMとして選出します。
アタック面では、再三にわたるビックゲインや簡単に倒れないボールキャリア、スクラムからの持ち出しでトライをアシストするなど、80分間を通して持ち味を存分に発揮していました。
また、タックル数が15回とチーム最多であったことに加え、成功率も100%であり、その献身的なハードワークでディフェンスにおいてもチームの支柱となりました。
No.8といえど、昨年までのBK経験を生かしたFWらしからぬダイナミックなプレースタイルに今後とも注目していきたいと思います。
<谷山隼大(体育3年・福岡)のコメント>
広報委員的MOMに選出していただきありがとうございます。
今回の試合は暑さに負けず走り回って色んなところに顔を出すことができたところが良かったと思います。
しかし、まだまだ改善すべき部分が多く、特にトライを求められているのに取りきれなかったので、次からはそこをより意識してプレーしていきたいと思います。
日本一に向けて、まずは次の天理戦でもう一度MOMを頂けるくらい活躍できるよう頑張ります。これからも応援よろしくお願いいたします。
<次戦予定>
6/25(土) 定期戦 VS防衛大学校
※無観客試合となります。
レビュー編集担当:西舞衣子