University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学ジュニア選手権大会 VS法政大学戦

10/8()に法政大学グラウンドにて、関東大学ジュニア選手権の第1戦が行われました。

VS法政大学 26-24 Win

 

レビュー担当:一口直貴(体育4年・星稜)

 

<総評>

今年度のJr.戦の初戦は法政大学。

週の初めにゲームキャプテンの楢本(人文4年・修猷館)より、「ジュニア戦の意味は2つある。1つ目は、日本一を目指すチームがジュニアの2部にいていいわけがない、必ず昇格をする。2つ目は、対抗戦でチームが勝てていない状況の中、ジュニアが勝つことがチームの活性化に繋がる」との話があり、準備を進めてきました。

 

 

前半は7-3のスコア通り、互いが攻めても取りきれないという状況が続きました。SH髙橋(体育1年・茗渓)、SO(体育2年・春日丘)、WTB植村(体育4年・茗渓)らのキックで上手く敵陣に入り、スコアを重ねたいところですが、ATを継続する中でミスや反則をしてしまい、スコアをすることができませんでした。しかし、DFではLO松宮(体育4年・弘前学院聖愛)を中心に前に出ながら接点でプレッシャーをかけ続け、効果的なATをさせなかったことが印象的でした。43分にスクラムのペナルティからPGを決められ、3点を先制されますが、直後のリスタートキックからプレッシャーをかけてペナルティを獲得し、ラインアウトからモールでトライを取り、スコアを7-3として折り返します。前半最後に取り切ることができ、良い流れで前半を終えました。

 

 

後半は9分に法政大学の展開から攻め込まれ、最後はゴール前のピックでトライを許し逆転されました。しかし、13分に敵陣ラインアウトからBKのサインプレーでWTB中野(体育2年・福岡)がラインブレイク、敵のペナルティからペナルティトライを獲得して再逆転しました。20分にDFラインの綻びからトライを取られますが、25分にフェイズを重ねWTB中野が大外でトライを取りました。前半は敵陣でフェイズを重ねることができませんでしたが、後半のこの時間帯にフェイズを重ねて相手を崩し、トライを取り切ることができ、試合の中での修正力を感じました。39分にはFL松石、LO松本(体育2年・高鍋)のダブルタックルからターンオーバー、素早くボールを展開し、SO堀がトライをします。45分に外展開からボールを繋がれ、トライを許しましたが、26-24で勝利を収めることができました。

 

 

試合を通して、楢本が話していたジュニア戦の意味を個人が理解し、貪欲に勝利を狙う姿が感じられました。また、シーソーゲームでしたが、スコアをされたあとにすぐに取り返す、スコアをした後は堅いプレーを心がけており、ゲーム運びとしてもチームがしたいことを体現してくれました。

 

 

 

<印象に残ったプレー>

前半18分のキックの攻防です。

 

互いにスコアレスのなか、敵陣でプレーしたいという考えがありキックの攻防がありました。

SO堀、WTB植村、FB濱島(体育3年・福岡)を中心に蹴り合いをし、最終的に敵陣10mに相手ボールラインアウトとなりましたが、ラインアウトでプレッシャーをかけ、マイボールにしました。直接スコアには繋がりませんでしたが、エリアを取ってラインアウトでプレッシャーをかけるという筑波が狙っているかたちが出たシーンでした。

 

 

 

MOM

PR金田(体育2年・太田)を選出します。

 

後半22分からの途中出場でしたが、安定したキャリーとサポートプレーが光りました。

交代直後に敵陣深くに攻め込んだシーンでFW8回キャリーする場面があったのですが、金田はそのうちの半分を占める4回のキャリーがありました。敵陣でテンポを上げたい場面で素早くリロードをしてオプションになり続け、仕事をしていた姿が印象的でした。チームに勢いを与え、再逆転の原動力となったと感じたので選出させていただきました。

 

 

また、4年生として身体をバチバチ当て続けたLO菅井(社会4年・安積)、FL楢本、安定したスローと破壊力のあるランを見せたHO平石(体育3年・桐蔭)、初めてのジュニア戦ながら力強いキャリーと細かいステップで前に出続けたCTB大内田(医学1年・修猷館)、東島(理工1年・浦和)も印象的でした。

 

 

金田慎之介(体育2年・太田)

MOMに選出して頂きありがとうございます。

秋シーズン対抗戦での勝利がなく、Jr戦からチームに勢いをつけようと試合まで準備してきました。その結果接戦の中で最後まで集中し、勝ち切れたことはとても嬉しいです。セットプレー、フィールドプレーともに試合後に感じた反省点を改善し次の試合はよりバチバチ行きます。

引き続き応援よろしくお願いします。

 

レビュー編集担当:杉崎玖宇

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