11/6(日)にCHUBU UT FIELDにて、強化試合専修大学C戦が行われました。
VS専修大学 31-26 Win
レビュー担当:倉崎大丞(体育4年・筑紫丘)
<総評>
シーズンが深まるにつれ、試合数が少なくなっていく中、少しでも上のカテゴリーに上がるために各々が成長をアピールすることが重要になる試合でした。特にチーム全体で取り組んできた「サポートの質と判断」「接点で前に出る」という点を体現できるかがポイントでした。
前半は、相手のペナルティからのキックや、四谷元春(体育4年・豊多摩)のキックなどにより多くの時間を相手陣地で戦います。しかし、再三訪れたゴール前セットプレーのチャンスをものにできず、トライは1本のみでした。反対に自陣に侵入された相手のチャンスで2本のトライを許し7-14で折り返します。
後半は、序盤はテンポある相手のアタックにより2本のトライを許し、後手に回る苦しい展開となりました。それでも前回の試合や、前半で課題となったアタックの「サポートの質」や「オプションの付加と選択」を修正し、継続したアタックから得点を重ね、31-26で勝ちきることができました。
先日の青山学院大学戦、この試合の前に行われたジュニア戦に続いて勝利できたことはとても良い事でしたが、攻守共に課題が残ったと思います。
アタックでは、チャンスでのミスが目立ちました。FWではモールアタックでスキルを発揮できずトライを取り切れなかった部分、BKでは展開した大外でのハンドリングエラーに、今後の修正の必要性を感じました。
ディフェンスでは、試合全体を通して接点で受けてしまい相手のボールの動きを止めることが中々できず、繋がれる場面が多かったように感じます。ダブルタックルで相手を運び、ブレイクダウンで優位に立っていればより良い内容になっていたと感じました。
残りの試合も本当に僅かになってきましたが、少ないチャンスを掴むために、そしてスローガンである「バチバチ」を体現するために、これからも筑波の根幹である「接点」にこだわって欲しいと思います。
<印象に残ったプレー>
前半33分のゴール前DFにおける加藤(人間1年・春日井)と門脇(体育1年・桐蔭)によるダブルタックルからのターンオーバーです。
アタックが続き、得点のチャンスから一転、ペナルティキックでゴール前まで戻され、トライを許せば逆転の場面でした。その中で鋭いタックルで相手を返し、そのままブレイクダウンでプレッシャーを掛けたことで相手のミスを誘いターンオーバーに成功しました。試合全体をみて接点で返すシーンは多くは見られなかった中で、準備してきたことがしっかりと発揮できていたシーンだったため印象に残りました。
<MOM>
MOMは城戸隼人(体育1年・獨協埼玉)を選出します。
持ち前のスピードとフィットネスを活かし、前半ではいいゲインを見せ、アタックにテンポを生み出してくれました。また後半においても、相手のブレイクが重なる苦しい場面で何度もカバーディフェンスを行い、チームのピンチを救ってくれました。
<城戸隼人(体育1年・獨協埼玉)>
MOMに選出していただきありがとうございます。
今回の試合では自分の持ち味であるボールキャリーや運動量を活かせた試合であったと感じています。
しかし、タックルの部分やジャークの部分などの接点においては欠点だらけだと思っています。欠点を克服し、上のカテゴリーでプレーをすることを目標としてこれからも頑張ります。応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:杉崎玖宇