11/19(土)に江戸川区陸上競技場にて、関東大学ラグビー対抗戦Aの第6戦となる立教大学戦が行われました。
レビュー担当:四谷元春(体育4年・豊多摩)
〈総評〉
11/19に行われた立教大学戦は、大学選手権出場最後の一枠を掛けた負けられない試合でした。筑波大学としては、青山学院大学戦以降さらに自分達のラグビーに磨きをかけることに焦点を当てて練習し、特に強いキャリーと早いサポートによるクイックテンポを大切にし、この試合に臨みました。
前半は攻め込む場面が多かったものの、相手DFのプレッシャーの前にテンポを上げることができず、また、ゴール前でもあと一本のところでトライを取りきれない場面があり、17-3で折り返しました。
後半は、開始早々にスクラムからトライを取りましたが、それ以降はペナルティが重なりDFの時間が増え、2トライを喫しました。被トライ後、グラウンド上では、AT・DF共に接点で前に出るという筑波ラグビーの根幹を全員で再確認するとともに、DFの規律とAT時の空いているスペースの共有を心がけようという声が上がっていました。その後のプレーでは、それらをしっかりと修正し、追加点を挙げ、最終的には42-17で勝利を収めました。
負けられない試合にしっかりと勝利し、大学選手権の切符を得ることができたのは本当によかったと思います。しかし、内容についてはまだまだ満足できるものではなかったと思います。選手権に向けて時間は限られているので、毎回の練習と次の千葉商科大学戦、日本体育大学戦でカテゴリー関係なく、個人としてもチームとしても成長していくことが大切だと感じました。
〈印象に残ったプレー〉
八木澤龍翔(体育4年・流経大柏)のキックチャージ
フリーキックの場合、キッカーがモーションに入った瞬間にチャージに行くことができるルールを理解した、頭のいいプレーだったと思います。
〈MOM〉
この試合のMOMには、楢本幹志朗(体育1年・東福岡)を選出します。
負けられない試合というプレッシャーの中、正確なキックとパスで80分間ゲームをコントロールして勝利に貢献したと思います。不調の髙田賢臣(体育3年・浦和)に替わったゴールキックも難なくこなしていました。
〈楢本幹志朗(体育1年・東福岡)のコメント〉
MOMに選出していただきありがとうございます。
大学選手権出場をかけた一戦で、負けたら終わりという緊張感のある試合の中で勝利できたことは、個人としてもチームとしても非常に嬉しく思います。
今回の試合では、相手ではなく自分たちによりフォーカスをしたラグビーをしようと1週間準備し、臨みました。しかし、アタックでは簡単なミスの連続、ディフェンスでは何度も食い込まれる場面があり、納得した内容の勝利ではありませんでした。個人としても局面での判断ミスが目立ち、課題が浮き彫りとなった試合でした。
しかし、勝って反省できるのが収穫です。残りの日本体育大学戦、大学選手権と非常に難しい試合が続きます。チーム木原を日本一にするために、個人もチームもより一層成長できるよう精進します。
ファンの皆様の声援は本当に力になります。今後とも応援のほどよろしくお願いします。
また、関東ラグビーフットボール協会が選ぶPlayer of the Match: POMに八木澤龍翔 (体育4年・流経大柏)が選出されました。
〈八木澤龍翔(体育4年・流経大柏)のコメント〉
POMに選出して頂けたこと嬉しく思います。
今回の試合では、ひとつひとつのプレーの精度や判断の未熟さがたくさん出てしまい、取れたはずの点が取れない、不必要な失点をしてしまうなどのことが起こりました。選手権で同じようなことをしていたら絶対に勝てません。対抗戦において、勝って反省できることはとてもいい経験なので、この経験を活かしてチームとして更に成長していきたいと思います。
今後とも応援のほど宜しくお願いします。
レビュー編集担当:西舞衣子