11/20(日)にCHUBU UT FIELDにて、強化試合山梨学院大学戦が行われました。
VS 山梨学院大学 29-5 Win
レビュー担当:植村陽彦(体育4年・茗渓)
<総評>
山梨学院との試合は、両チームの激しいコンタクトにより締まった試合になりました。この試合で勝敗を分けた起点は二つあったと思います。一つはゲームキャプテンを務めた菅井奏良(社国4年・安積)の鼓舞です。K.O直前の円陣では彼の気迫が、緊張した面々を勝負の顔に変えました。また前半グランドに立つただ一人の4年生として、先制トライでも魅せ、プレーでもチームをリードしました。二つ目は後半序盤の試合運びです。自陣ゴール前のセットアタックで、変わって入った4年の児玉悠一朗(体育4年・福岡)が粘り腰のボールキャリーを見せました。次の中盤エリアのセットアタックでは、堅実な司令塔である同じく4年四谷元春(体育4年・豊多摩)を筆頭に、華麗な展開でトライにつなげました。また神野広希(体育4年・本郷)のボールキャリーや安定したスローなどもあり、後半リードを広げる展開となりました。
鞭を打つことなく、背中でチームメイトをリードする姿は、4年生が体現したいバチバチに近づいたと言っていいのではないでしょうか。
<印象に残ったプレー>
私の印象に残ったプレーは、矢島健吾(理工3年・浦和)のDFです。前半、山梨学院はBKに2人の外国人留学生を揃えました。両選手のボールキャリーは少なかったものの、一度のペネトレートも許しませんでした。特に矢島の献身的なDFは目を引くものがありました。しかし積み重なったコンタクト疲労のゆえ、終盤足が動いていませんでした。
<MOM>
MOMには高木海斗(体育1年・筑紫)を選出します。
1年生ながら高い機動力、強いコンタクトを備えた高木のひたむきなプレーに、職人気質を感じました。BDには低く頭から刺さり、ボールキャリーではタックルを寄せ付けない鋼の剛体を披露しました。特に前半の左サイドでの留学生とのマッチアップでの強気の勝負はチームメイトを鼓舞しました。経験を積み、今後の筑波を背負う漢に期待も込めてMOMに1票を投じさせてもらいます。
<高木海斗(体育1年・筑紫)>
MOMに選出していただきありがとうございます。
今回の山梨学院大学戦では、出場時間が限られていたので、少しでも多くの印象を残そうと心掛けていました。
DF面では課題が多く残りますが、MOMに選出していただいたことを自信に変えて、挑戦し続けたいと思います。応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:杉崎玖宇