University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学対抗戦 VS日本体育大学

12/4(日)に熊谷ラグビー場にて、関東大学ラグビー対抗戦Aの第7戦となる日本体育大学戦が行われました。

VS日本体育大学 79-5 WIN

レビュー担当:神野広希(体育4年・本郷)

 

〈総評〉

日本体育大学との試合は勝敗に関わらず、大学選手権出場が決定しているという異例な状態でした。しかし、試合は大学選手権に勢いづけるための試合であると同時に、去年の対抗戦の負けた相手へのリベンジでもありました。そのため、チーム全体として、モチベーションを落とすことなく、筑波を示すことに焦点を当てていました。

 前半はキックでのエリア取りやセットプレーの精度において、とても安定しており、常に敵陣でプレーすることが出来ました。前半を29vs0で折り返しました。

後半では多くのメンバーが入れ替わりましたが、キックやセットプレーの安定感は変わらず、高い精度を維持出来ていました。また、前半よりも生き生きとしたプレーが目立ち、完封こそならなかったものの、多くのトライを重ね、相手を突き放していきました。最終的には79vs5で、見事、去年のリベンジを果たすことができました。

今回の試合では、選手層の厚みがスコアに繋がったと思います。この試合で初めてメンバー入りした選手も多く、多くのリザーブが後半初めから出場時間を得ました。選手達がチーム内での競争を常に意識して日々の練習に取り組んでいることが、後半でのスコアの伸びに繋がったと感じました。この勢いそのままに、チーム一丸となって、大学選手権に挑みたいと思います。

 

〈印象に残ったプレー〉

松井翔(体育3年・東海大仰星)の執念のクイックテンポ

彼は今回の試合が対抗戦初スタメンでした。前半からいいパフォーマンスを見せていましたが、後半30分に足が攣ってしまいます。それでも彼は懸命に走り続け、テンポを落とさずにパスを出し続けていました。こうした速い連続攻撃が実を結び、筑波がトライを奪いました。そして、それと同時に彼の足も限界を迎えました。ここで無念の交代となりましたが、改めてスクラムハーフの大変さを知るとともに、彼のジャージへの執念が見られた、とても印象的なプレーでした。

 

MOM

この試合のMOMには梁川賢吉(体育3年・尾道)を選出します。

今回の試合ではタックルやキックチャージ、ラインアウトモールなど、彼の得意とする献身的なプレーでロックとしての役割を全うしていました。それだけでなく、我を出したボールキャリーをするシーンが多く見られ、いずれもゲインに繋がっていました。少しでも前に出ようとチャレンジする姿勢に惚れたので、MOMに選出させていただきます。

梁川賢吉(体育3年・尾道)のコメント〉

MOMに選出していただき、ありがとうございます。

対抗戦最終節ということで筑波の根幹である 接点・動き勝つ・泥臭く を体現する思いで試合に臨みました。

まだまだ精度・激しさを求めて、魅力ある選手になれるよう頑張ります。

引き続き応援お願いします。

 

また、関東ラグビーフットボール協会が選ぶPlayer of the Match: POM髙田賢臣(体育3年・浦和)が選出されました。

髙田賢臣(体育3年・浦和)のコメント〉

まずは、地元・埼玉でPOMを受賞できたこと、非常に嬉しく思います。

 今回の試合は、「自分の意志でプレーすること」を個人的なテーマとして臨みました。

これにより、今まで以上に思い切ってプレーできた場面が多く、それが今回のPOM受賞という結果に繋がったのだと感じています。

ただ、自分の判断を優先したことでミスになってしまった場面もあり、キックの精度やアタックの判断などといった課題も見つかりました。残りの試合数は限られていますが、最後まで自分の課題と向き合うことで成長していきたいと思います。

 チームとしては、最後まで自分たちのやるべき事にフォーカスして戦うことができ、対抗戦の最終戦を良い形で締め括ることができました。

次週の天理戦では、より激しい試合が予想されるため、チームとして万全な準備をして挑みたいと思います。

 引き続き応援のほどよろしくお願いします。

 

 

レビュー編集担当:西舞衣子

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