4月30日(日)に博多の森陸上競技場にて、招待試合である福岡大学戦が行われました。
レビュー担当:濱島海(体育4年・福岡)
〈試合総評〉
九州の保護者の方々を中心に企画され、開催された福岡での招待試合。多くの九州出身の選手が活躍する筑波大学ラグビー部にとって特別な試合となりました。また、福岡でラグビーをしている中高生に筑波のラグビーの良さを感じてもらえる貴重な機会でもありました。
試合開始早々、スクラムからゲインを重ね、福岡出身のCTB大内田(医学2年・修猷館)がトライを奪いましたが、その直後はキックで自陣に押し込まれる時間が続き、自分たちのミスやペナルティも重なり、トライを許してしまいました。その後は、お互いに中盤でプレーする時間が続いたのですが、長崎出身のLO白丸(体育1年・長崎北陽台)がラックから抜け出し、ポールを大外までつないでCTB大内田(医学2年・修蔵館)が2本目のトライ。このトライ後、筑波が有利に試合を進める形となり、長崎出身のNO.8大町(体育2年・長崎北陽台)、福岡出身のWTB 井上(体育4年・福岡)らのトライもあり、リードして前半を折り返しました。
後半は、自分たちのミスからトライを奪われはしたものの、スクラムやモール、接点の部分で優位に立ち、HO 前川(体育2年・尾道)、HO 金田(体育3年・太田)がモールからトライを重ね、さらに、CTB大内田(医学2年・修猷館)がこの日4本目のトライを挙げ、71-17で勝利することができました。
九州にゆかりのある多くの選手がプレータイムを得て、地元の方々の前で筑波のラグビーを表現できたことはプレーした自分たちにとっても非常に特別な機会になりました。
〈印象に残ったプレー〉
前半の嫌な流れを断ち切る、LO白丸(体育1年・長崎北陽台)のボールキャリー。
被トライ後、流れに乗れない時間が続いている中での、トライに繋がるビッグゲインが印象に残りました。
〈MOM〉
この試合のMOMには大内田陽冬(医学2年・修蔵館)を選出します。
再三にわたるラインブレイクでチャンスを生み、さらには自らも4トライを決めるなど、地元での試合で勝利に大きく貢献していました。
〈大内田陽冬(医学2年・修蔵館)のコメント〉
MOMに選出して頂きありがとうございます。
今回の試合は福岡で行われ、普段は筑波の試合を見に来れない人たちにも筑波のラグビーを示す事が重要でした。課題も多く見つかりましたが、接点や繋ぎの部分で筑波らしさを発揮できた場面も多く、自分自身も母校の後輩達が見る前で自分らしいプレーが出来たと思います。
個人的にはまだまだ納得出来ないプレーも多いので、今後のシーズンに向けて修正していきたいです。
また、今回の遠征では応援やサポートしてくださる方々の力強さをとても感じました。
引き続き筑波ラグビーの応援をよろしくお願いします!
レビュー編集担当:西舞衣子