5月14日(日)にCHUBU UT FIELDにて、関東大学春季大会の第2戦となる法政大学戦が行われました。
レビュー担当:黒澤稔生(体育4年・飯田)
〈試合総評〉
春季大会ホーム開幕戦となった法政大学戦。多くの方にご来場いただき、注目度の高い試合となりました。また、デビュー戦となる選手も多く、部内での競争も高まる中行われました。先週の山梨学院大学戦で出た課題の修正と日頃のやり合いの中で磨いた成果を公式戦で試す重要な一戦でした。
前半の序盤はミスもあり、両者ともに無得点で試合が進みました。均衡を破ったのは、前半20分、相手のミスボールに平石(体育4年・桐蔭)が反応し、先制トライ。その後23分には、浅見(体育3年・流経大柏)、大内田(医学2年・修猷館)、中野(体育3年・福岡)、髙田(体育4年・浦和)と繋ぎ、連続トライとなります。このアタックでは、エッジからのボールをフォワードが広く削り、バックスで取り切るといった筑波が目指しているアタックをすることができました。その後も再三ラインブレイクを起こしますが相手の好ディフェンスに阻まれ、前半を14-0で折り返します。
後半は、53分に相手フォワードにピックでトライされ7点返されますが、58分にモールから平石が抜け出しトライ。75分には、自陣でペナルティを得て、速攻で開始。平石、飯岡(体育1年・流経大柏)、増山(体育1年・大阪仰星)とボールをつなぎトライ。最終的には、28-15で勝利しました。
今回の試合では、終盤にペナルティが続き、失点をしました。きつい時間帯での規律や繋ぎの部分などのミスを試合中に修正できませんでした。この課題を改善すべく、一人一人のフィットネスや意識、コミュニケーションに一層磨きをかけ、さらに強く、規律正しく、タフな筑波へと成長していきます。
〈印象に残ったプレー〉
前半17分の自陣でのターンオーバー。本郷(理工3年・千葉)の低いタックルに湯浅(体育2年・高鍋)と大町(生命環境2年・長崎北陽台)が反応、周囲のフォワードも加勢し、ターンオーバーしたシーン。筑波の根幹である接点で圧倒し、チームのギアが1段階上がったと感じたため印象に残りました。
〈MOM〉
MOMには本郷雄斗(理工3年・千葉)を選出します。
慣れないNo.8での出場ながらも、愚直に体を当て続け、筑波の根幹である「激しい接点」を最も体現していたと感じたため選出しました。
〈本郷雄斗(理工3年・千葉)のコメント〉
MOMに選出していただきありがとうございます。
今回は初めてNo.8に挑戦しました。初めてのポジションに不安もありましたが、普段のポジションではしないプレーに関しては、試合に向けて周りを巻き込んで準備してきました。体力的にかなりしんどい時間が続きましたが、初めてのポジションを楽しめました。
試合では、筑波の根幹であるディフェンスで前に出ることができた場面が多く、接点についてはチーム全体で筑波を体現できていたと感じました。
課題として、アタックでは繋ぎの部分のミスが多く、トライが取りきれなかったこと、ディフェンスでは規律の部分でのペナルティが多かったことが挙げられます。また、試合中にチームでそれらを話し合い、改善できなかったことも大きな課題となりました。これらの課題は次の試合までに修正し、チームとしてさらにレベルアップできるようにします。
来週も春季大会があるので、応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:西舞衣子