6月11日(日)にCHUBU UT FIELDにて、慶應義塾大学B戦が行われました。
レビュー担当:江藤有羽大(体育4年・福岡)
〈試合総評〉
この試合は、大差で勝利したA戦と同様に激しい接点と運動量で圧倒することが求められましたが、逆に慶應の接点とプレッシャーに終始苦しめられるゲームとなりました。
試合は立ち上がりからキックでエリアを奪われ、自陣でのプレーから始まりました。我慢強くディフェンスを続けるも、ターンオーバー直後のミスや接点でのプレッシャーによって、なかなか自陣での攻撃が継続できませんでした。
前半14分には、悪い流れのまま自陣ゴール前慶應ラインアウトから1次アタックでBKの隙をつかれ、トライを許しました。その後も慶應の強力なプレッシャーの前にミスが続き思うようなアタックができず、なかなか追いつくことができませんでした。しかし、前半37分、相手ラインアウトのオーバーボールをSH藤内(体育4年・西南)がキャッチし、外で受けたCTB黒澤(体育4年・飯田)が大きくゲイン。その後のブレイクダウンでの相手ペナルティから、敵陣深くでラインアウトを得ました。最後はモールからHO門脇(体育2年・桐蔭)がトライで2点差に詰め寄り、前半を終えました。
後半も前半同様に、接点でのプレッシャーから思うような試合展開ができず、後半20分にはスクラムから、後半25分にはラインアウトから2トライを許してしまいました。
終盤には、自陣深くで筑波が意地のディフェンスを見せましたが点差を縮めることはできず、
5-19で敗北するという結果となりました。
〈印象に残ったプレー〉
後半終盤、自陣ゴール前で見せたFL松石(体育4年・福岡)のタックルです。
試合全体として接点で受けてしまっている印象が強いなか、この時間帯だけは筑波がDFで連続して慶應のアタックを返せており、その起点となるタックルがこのプレーだったと思われます。
〈MOM〉
上記でも挙げたFL松石晃弥(体育4年・福岡)を選出します。
筑波として目指すラグビーの実現が試合を通して難しいなか、短い出場時間で筑波の接点・粘り強さを体現したプレイヤーだと感じました。
〈松石晃弥(体育4年・福岡)のコメント〉
MOMに選出して頂きありがとうございます。
今回の試合では特に接点の部分を激しくいくことを意識して臨みました。DFでは何度か良い接点を起こすことが出来たのですが、ATの接点でまだまだ課題が多く残る試合となりました。具体的にはATの前への推進力を出すことが出来なかったので、次の試合ではそこを改善できるよう練習に取り組んでいきたいと思います。これからも筑波大学の応援をよろしくお願いします。
レビュー編集担当:西舞衣子