6月18日(日)にCHUBU UT FIELDにて、関東大学春季交流大会の最終戦である日本大学戦が行われました。
レビュー担当:竹ノ内堅人(体育3年・報徳)
〈試合総評〉
春季大会の最終戦となったホームでの試合。Bグループの優勝がかかった大事な一戦は、先週と打って変わって炎天下の中での試合になりました。
試合の立ち上がりは、相手の留学生を中心としたグラウンドを広く使った展開ラグビーに立て続けにゲインされ、セットプレーのペナルティから先制点を許す展開になりました。苦しい時間帯が続くも、春を通しての課題であったゴール前のディフェンスで粘り強くダブルタックルで相手に刺さり続け、相手のミスを誘いピンチを脱しました。前半25分にセットプレーからFB増山(体育1年・大阪仰星)が抜け出しトライを挙げ、続けて27分にはCTB浅見(体育3年・流経大柏)が相手のパスをインターセプトし逆転。38分にはセットプレーからWTB濱島遼(体育2年・福岡)が抜け出し、FWBK一体となってボールを繋ぎ、最後はCTB東島(理工2年・浦和)がトライを挙げ、19-5とリードし前半を終えました。
後半も筑波の勢いは衰えず、後半開始直後にLO磯部(体育1年・久我山)のビッグタックルからターンオーバーし、後半1分に再びCTB浅見がトライ。続けて12分にはHO平石(体育4年・桐蔭学園)のキックからSH白栄(体育4年・高鍋)が跳ねたボールに反応し再び足にかけ、最後はSO濱島海(体育4年・福岡)がボールを確保しトライ。直後の14分には相手が油断していた隙をWTB髙田(体育4年・浦和)が見逃さずトライ。その後タックルミスなどでトライを許すシーンはありましたが、合計10本のトライを挙げ、69-19で試合終了となりました。
今回の試合では、試合の入りが課題として挙げられますが、春を通しての課題であったゴール前のディフェンスで80分間継続して体を当て続けられたこと、立ってボールをつなぎ続けたこと、サポートの寄りの質と接点で前に出たところは、春シーズンを通して大きく成長できた部分だと感じました。
まだ春シーズンでの試合は続くため、日々の練習に緊張感を持ち、さらに磨きをかけ成長し続けます。
<印象に残ったプレー>
後半36分にキックオフレシーブからFL茨木(体育2年・東福岡)が抜け出した後、SH藤内(体育4年・西南学院)がサポートしトライを取ったシーンです。
今回の試合では、リザーブの選手がスターターの15人に負けず、ひたむきにプレーし続けていたと感じました。このシーンはそれを象徴していたと思ったため、選びました。
激しいメンバー争いが今年の筑波を強くさせる重要なポイントになってくるので、選手層の底上げに期待がかかります。
<MOM>
MOMには大町尚生(生命環境2年・長崎北陽台)を選出します。
80分間持ち前のリーダーシップを発揮しながら、ディフェンスでは留学生相手にも低く刺さり続け、アタックではFWとBKの繋ぎ目となり、豊富なオプションを持ちながらプレーしていたため選出しました。
〈大町尚生(生命環境2年・長崎北陽台)のコメント〉
MOMに選出いただきありがとうございます。
今回の試合ではフィジカルの強い相手にどこまで接点で圧倒できるかとセットプレーがポイントでした。
序盤は相手のペースだったものの、途中から接点で粘り強く戦い、ボールを動かす、筑波のラグビーをすることができたと思います。
個人としては前に出てディフェンスすることができたのでよかったです。
まだまだ課題はありますが春季大会で優勝できたのでこの勢いでこれからも頑張りたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:西舞衣子