University of Tsukuba Rugby Football Club

定期戦 vs天理大学戦

テーマ:定期戦, 試合レビュー

625()に天理大学親里グラウンドにて、天理大学との定期戦が行われました。

レビュー担当:谷山隼大(体育4年・福岡)

 

 〈試合総評〉

伝統の定期戦。

今年は天理大学さんのホームグラウンドで、昨年の大学選手権以来の対決となりました。春の締めくくりの一番ということで、積み上げてきたものを確認し、この試合に臨みました。

 

試合の立ち上がりはお互いテンポの良い攻撃を続け前進するものの、好守に阻まれ得点が挙げられないまま進みました。

前半16分、自陣22mでの相手スクラムから留学生を中心とした力強い攻撃を受け、先制トライを許しました。しかし、直後の21分、相手のダイレクトタッチを起点に敵陣深くの筑波ボールラインアウトから連続攻撃を仕掛け、最後はWTB髙田(体育4年・浦和)が右外にトライ。キックも決めて7-7となりました。

29分、筑波がスクラムでのペナルティを犯し、相手ラインアウトモールで失点。35分にも失点し7-21となりました。

しかし39分には相手のミスからボールを奪い、ラックを作らずパスを繋ぎ、一気にトライ。14-21で前半を終えました。

 

後半開始早々、ラックサイドをハーフにブレイクされ、そのままトライを許し14-28。その2分後には筑波がスクラムから順目にテンポよく攻撃し、LO(体育2年・佐沼)がトライを返し再び7点差としました。

そして後半6分、自陣でしぶとく守り続け、相手ペナルティをSH白栄(体育4年・高鍋)が速攻。誰もいない裏のスペースに大きく転がし、FB増山(体育1年・大阪仰星)がそれを拾い上げトライ。ゴールも決まり試合を振り出しに戻しました。

後半13分、筑波のペナルティから自陣深くに蹴り込まれ、ラインアウトモールで失点。

その後はキックでエリアを取り合う展開が続きますが、後半27分それに負けてしまい自陣中盤での相手ボールラインアウトからトライを取られ、28-42

筑波はキックオフからプレッシャーをかけマイボールにすると、相手の反則などもありゴール前5mでラインアウトのチャンス。モールでトライを狙いますがここでは届かず、その後すばやく展開し、WTB小池(体育2年・春日丘)のトライ。残り5分で35-427点差となりました。

粘り強く最後までDFしましたが、後半39分にモールとピックで押され、トライを許し、35-49でノーサイドとなりました。

 

今回の試合では、中盤からフェイズを重ねずにトライを取りきる筑波らしいトライが取れたことは自信になりました。一方、セットプレー、ブレイクダウンなど多くの課題が見つかった試合でした。なにより勝つことができなかったという事実を受け止め、夏で、より一層成長しなければならないと感じました。

 

〈印象に残ったプレー〉

後半6分のFB増山(体育1年・大阪仰星)のトライにつながったSH白栄(体育4年・高鍋)です。

 

DFで耐え続け、ペナルティを獲得した後、グラウンドの中で誰よりも早く、ゲームキャプテンのSH白栄が反応し動き出していました。常にチャンスを狙い続けるその姿勢がチームを救ってくれたと思い、選出しました。

MOM

MOMには白栄拓也(体育4年・高鍋)を選出します。

素早い捌きで、チームに勢いを与え続けてくれました。地元が天理ということもあり、すごく気持ちの入ったプレーだと見ていて感じました。

 

白栄拓也(体育4年・高鍋)のコメント〉

MOMに選出していただき、有難うございます。

まず、天理大学さんとの定期戦が今年も開催されたことを大変嬉しく思います。

私自身、凱旋試合ということもあり今回の天理大学さんとの試合は大変力の入る試合でした。天理大学さんは、とてもパッションのあるチームで、勢いにのまれてしまうと止まらないことを危惧していたのですが、接点で受けてしまい自分たちの流れに中々持っていけない試合展開でした。

また、自分たちのチャンスのシーンでトライを取りきれなかったことが今回の敗戦に繋がったと思います。

しかし、試合前日のミーティングで挙げていた試合の最後まで筑波らしい泥臭いプレーを体現するといったことは、追う展開の中でも諦めずに出来ていたと思います。

 

今シーズン初の黒星とはなりましたが、この敗戦をプラスに捉えて、今回の試合の反省を活かし今後更なるレベルアップをしたいと思います。

いつも応援してくださる方々、今後の筑波大学の躍進を楽しみにしていてください。

今後も引き続き応援の程宜しくお願い致します。

 

レビュー編集担当:西舞衣子

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