7月1日(土)にCHUBU UT FIELDにて、明治学院大学戦が行われました。
レビュー担当:大塚椋生(体育4年・茗溪)
〈試合総評〉
今回の明治学院戦では40分×3本の試合を行いました。
春シーズンの総まとめとなる、チームが春からこだわってきたアタックやブレイクダウンを質高くやり続けられるかどうかが課題となる試合でした。
そんな重要な試合のキックオフ、WTB榎本(体育3年・新潟)がキックチェイスでプレッシャーをかけ、相手のノックオンを誘い、直後のFWの力強いスクラムから相手のペナルティを誘発し、最高のスタートダッシュを切りました。
そこから勢いに乗ったチームはBKとFWが一体となった「ボールを繋ぐアタック」により得点を重ねます。1本目を35-0で終えると、2本目3本目と自分たちが春シーズンを通して培ったプレーを体現し、最終スコア139-7で勝利することができました。
アタックでは春シーズンでこだわってきた「立って繋ぐ」をやり切り、DFでは筑波らしい泥臭く粘り続けるプレーを何度も見せ、まさに春シーズンを締めくくるにふさわしい試合だったと感じます。
試合を通して多くの選手が春シーズンに培ってきたスキルを発揮できるようになり、チーム全体としてもより強固になったと感じました。特に毎回課題に挙がっていたセットプレーでは攻守ともに安定し、春シーズンでの大きな成長と秋に向けての強い期待を感じさせてくれました。
この試合の課題としては、チャンスでトライを取り切れないシーンが多く見られたこととディフェンスであまり前に出られていないことが挙げられます。
レベルが高くなればなるほど一つのミスや一つのズレが命取りになります。一つ一つの細かな課題を修正し、秋シーズンでは応援していただいている皆様に最高の筑波ラグビーをお見せできるよう、部員一同練習に励みたいと思います。
〈印象に残ったプレー〉
前半24分の自陣ゴール前からブレイクダウンでターンオーバーを起こしたシーン。
HO前川(体育2年・尾道)が相手にボールを早く出させないように愚直にブレイクダウンにプレッシャーをかけ続けたことで、結果的にチームのチャンスを生み出しました。泥臭い筑波を体現するプレーだと感じたためこのシーンを選びました。
〈MOM〉
MOMにはCTB大内田陽冬(医学2年・修猷館)を選出します。
攻守ともに粘り強く走り続け抜群の安定感を示していたことに加え、要所でビックゲインやビックタックルを起こし、チームを活気づけていた(最もVROOMしていた)ため選出しました。
〈大内田陽冬(医学2年・修猷館)のコメント〉
MOMに選出して頂きありがとうございます。
この試合は春シーズンで筑波がやってきた事の集大成として大事な試合だったので、接点の激しさなどの筑波らしいラグビーを示すことが出来て良かったと思います。
個人的にも実習によりチームの全体練習になかなか参加出来ない期間もありましたが、久々に長時間プレーしてこれからの課題を見つけると共に、自分の強みを出せたと思います。これから対抗戦に向けてレベルアップしていきます。
春シーズンを通して、応援ありがとうございました。夏合宿、秋シーズンも筑波ラグビー部をよろしくお願いします。
レビュー編集担当:西舞衣子