6月24日(土)にCHUBU UT FIELDにて、自衛隊選抜戦が行われました。
レビュー担当:田中希門(体育4年・春日丘)
〈試合総評〉
春季大会を終え、春シーズンは残すところ2試合となり、その一つである自衛隊選抜との試合が行われました。メンバーは自分のプレーをアピールすると共に、春季大会で挙がった課題の修正やチームが掲げてきた目標の達成を示す機会となりました。
相手キックオフで始まった試合ですが、ボールを獲得することができず、試合開始直後から押し込まれる展開となりました。先制トライを許し、強みである粘り強いDFで失点を最小限に抑えて相手に喰らいつくという展開が続きましたが、5-21でリードを許して前半を折り返しました。
後半は、相手が前半と後半でメンバーを総入換えしたこともあり、運動量で圧倒され、一方的な展開となりました。それでも、筑波の強みである、ブレイクダウンででのプレッシャーやゲインをした選手に対して複数の選手がサポートに行くなど、筑波が目指すプレーが随所みられました。
また、アタックでは何度もチャンスを作りましたが、自分たちのエラーやミスで終わることが多くトライに繋げられないというシーンが多く見られました。トライを取り切るには、まずは個々のハンドリングやキャリアのスキル、アタックブレイクダウンやオーガナイズの質そして何より、試合中に自分たちで修正する力を高めていく必要があると感じました。
〈印象に残ったプレー〉
前半15分のスクラム
両者得点が生まれず均衡した試合展開の中、敵陣ゴール前での相手スクラムでプレッシャーをかけたシーンです。自分たちが今シーズンのフォーカスポイントとしていた「低くまとまる」ことができていたスクラムが印象に残りました。
〈MOM〉
MOMには前川陽来(体育2年・尾道)を選出します。
フィジカルで優位に立つ相手に対して、フィールドで押し込まれる中、安定したスクラムと正確なラインアウトで筑波のFWを支えており、ピッチ内でも声を出し続け、チームを鼓舞する姿勢が光っていたため、MOMに選出しました。
〈前川陽来(体育2年・尾道)のコメント〉
MOMに選出していただきありがとうございます。
今回の自衛隊選抜戦では、低いタックルとセットプレーの安定感をテーマに試合に挑みました。
タックルでは自分の得意な形で入ることができた場面がありましたが、セットプレーでのミスがありました。また、チームとしても終始自衛隊選抜さんの勢いを止められず、自分たちがやりたいことのできない試合展開でした。
自分の中では決して満足のいく内容ではありませんでした。
自分の課題と向き合いながら、自分らしく、泥臭く、次の試合に向けて精進していきます。
今後とも応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:西舞衣子