University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学ジュニア選手権 vs日本大学Jr.

1022()に日大グラウンドラグビー場にて、関東大学ジュニア選手権の第4戦となる日本大学戦が行われました。

レビュー担当:竹ノ内堅人(体育3年・報徳)

 

 

〈試合総評〉

ジュニア戦の最終節となった日本大学との試合。前日に行われた流通経済大学ジュニア対専修大学ジュニアの試合結果をうけ、入れ替え戦への出場の可能性はなくなってしまいましたが、ジュニア戦の集大成としてこれまでに挙がった課題を修正して臨んだ試合でした。

 

前半序盤は、FB水澤(体育1年・茗渓)の飛距離の出るキックでエリアを支配しました。前半4分にはLOからモールを形成し、崩れたもののPR岩重(体育2年・クラーク記念国際)がゴールラインに持ち込みトライ。非常に良い立ち上がりでゲームに入りました。

しかし、その後はセットプレーでのミスが続き、ディフェンスの時間帯が長く、苦しい展開になりました。34分には、ラックサイドの空いたスペースを突かれてトライを許し、5-7で前半を終えました。

 

後半の立ち上がりは、オフロードの繋ぎのところのミスや簡単なハンドリングエラーが続き、14分にはトライを奪われ5-14とされました。

ただ、筑波も相手キックのカウンターアタックから流れを作り、順目に攻め続けNo8松石(理工4年・福岡)からSH高橋(体育2年・茗溪)へとボールを繋ぎトライ。その後PGを奪われますが、34分に再びキックカウンターからWTB小池(体育2年・中部大春日丘)がラインサイドを駆け抜けトライを奪い、同点に。均衡したゲーム展開となりました。

42分のラストワンプレイで、自陣スクラムからSO濱島(体育4年・福岡)が抜け出し、サポートについたCTB東島(理工2年・浦和)がパスを受け取り逆転トライ。コンバージョンも決めて24-17と逆転し勝利を収めました。入れ替え戦出場とはなりませんでしたが、チームにとって価値のある勝利を得ることができました。

 

試合全体を通して、ディフェンス面では横と横とつながり続け、ゲインを許すシーンが少なく、接点で勝負し続けていた点は良かったと感じました。一方で、アタックの面でオプションになっていない選手がいたことや、連携が取れていなかったシーンがあったため、修正してシーズン終盤に向けてさらにプレーの質を高めていきたいと思います。

 

 

〈印象に残ったプレー〉

前半6分のディフェンスのシーンでPR大塚(体育4年・茗溪)2回連続のタックルから相手のミスを誘発したシーン。

この試合では、終始4年生が泥くさく、体を当て続ける姿が印象的でした。チームに大きな勢いを与えるプレーであり、このシーンは特にそれを象徴していたため選びました。

 

MOM

MOMにはFB水澤雄太(体育1年・茗溪)を選出します。

1年生ながら、80分間を通して精度の高い両足のキックでチームを前進させ、常に積極的なプレーでチームに勢いを与えていたため選出しました。

水澤雄太(体育1年・茗溪)のコメント〉

MOMに選出していただきありがとうございます。

チームとしては、前半の最後や後半の入りの部分の連続ペナルティで苦しい場面も多かったですが、DFでは横とのつながりを意識して、良いDFから良いATに繋げられたと思います。

個人としては、キックカウンターや風が吹いている状況でのキックでのエリア取り、フェイズATで課題が出たと思うので、これからの練習で意識していきたいと思います。

これからまだまだシーズンが続くので、少しでも上のチームに絡んでいけるように頑張ります。

引き続き筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いします。

 

レビュー編集担当:西舞衣子

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