10月8日(日)にCHUBU UT FIELDにて、関東大学ジュニア選手権大会の第3戦となる法政大学戦が行われました。
レビュー担当:麻生尚宏(体育3年・桐蔭学園)
〈試合総評〉
ジュニア戦 の3戦目となった法政大学との対戦。
前回に続き今回もホームゲームということもあり、多くの観客の声援を背に選手たちは試合に臨みました。ジュニア戦(カテゴリー2)でのリーグ優勝、また来週に控える対抗戦の帝京大学戦に向けてチームとして良い流れを作るため、選手全員が結果にこだわりプレーをしました。
前半、筑波はミスでボールを失い敵陣深くに攻め込まれる展開が続きました。ラインアウトやブレイクダウンでプレッシャーをかけトライを防ぐもペナルティーゴールを決められ0-3となりました。
前半15分間は一進一退の攻防が続きましたが、崩れたモールからFWを当ててSO濱島(体育4年・福岡)がパスダミーから自分で仕掛けて均衡を崩すトライで5-3となりました。
その後は両チームとも得点を重ね、前半を12-10とリードして折り返しました。
後半開始からディフェンスの時間が続きますが、積極的に前に出てプレッシャーをかけ、相手のペナルティを誘いモールからトライを獲得。
しかし、今季から新たに導入されたハイタックルの基準に苦しめられうまく波に乗れず、ミスからのトライを許してしまいました。それでも、なんとか立て直し相手のミスを逃さずトライに繋げ、最終スコアは26-10と無事勝利をおさめました。
試合は全体を通して前に出る積極的なディフェンスが何度も見られましたが、一方で規律を守れずに反則を侵し、流れに乗ることができない時間帯が多くありました。新たに導入されたハイタックルの基準に対応しては、しっかりと適応し、次戦に繋げます。
シーズンも折り返しに入りますがこれからも引き続き応援のほど宜しくお願いします。
〈印象に残ったプレー〉
後半20分WTB小池(体育2年・中部大春日ヶ丘)のインターセプトからのトライ。
なかなか流れに乗れない時間帯で、相手のミスにプレッシャーをかけ、うまくボールを奪い、そのままトライを決めてくれました。
味方も相手も意表を突かれるような判断だったので、このシーンを選びました。
〈MOM〉
MOMにはSH藤内喜市(体育4年・西南学院)を選出します。
これまでのジュニア戦では、ゴール前まで攻め込むもトライを取りきれない場面が多くありましたが、この試合では相手の隙をついて2つのトライをしっかり取りきってくれたので選出しました。
〈藤内喜市(体育4年・西南学院)のコメント〉
MOMに選出していただきありがとうございます。
Jr.としては、前回の流通経済大学戦で悔しい結果となり残りの2試合に必ず勝ち、入替戦に出場することを目標にやってきました。
その中でこうして勝てたことはとても嬉しく思います。
前回の試合ではディフェンスの幅のところが課題に挙がりました。今回の試合ではそこを修正し、しぶとくディフェンスできたところが勝利につながったと感じました。
チーム全体としても公式戦で3試合負けが続いていたので、ここで勝ちをもたらせたことはチームにいい流れを持ってこれたと思います。
これからもチーム一丸となって日本一に向けてやっていきます。
引き続き筑波大学ラグビー部の応援よろしくお願い致します。
レビュー編集担当:西舞衣子