University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学対抗戦 vs明治大学

10月1日(日)にハワイアンズスタジアムいわきにて、関東大学対抗戦Aの第3戦となる明治大学戦が行われました。

 

レビュー担当:上野辰(FWコーチ)

 

〈試合総評〉

TSUKUBA SCRUM

チーム谷山は日本一を達成するため、現在FWユニットは“TSUKUBA SCRUM”を掲げ、日本一のスクラムに取り組んでいます。細部にこだわり抜いて、8人が1つになってまとまるスクラムを組んでいます。

本節での明治大学はFW、特にスクラムにも強くこだわりを持ち、勝負にくるチームと認識していました。また、菅平合宿での明治戦、前節の早稲田戦では、スクラムで劣勢に立たされたことが敗因の一つであると認識していました。

その状況下スクラムにおいては、1週間という準備期間でどこまで自分たちの“TSUKUBA SCRUM”にこだわれるかが問われる重要な試合でした。

本試合のスクラムは、十分に戦うことができました。

もちろん完璧に圧倒したわけではなく、大小の反則を互いにもらう場面や、シンビン中に思うようなスクラムを組めない局面はありました。しかし、後ほど印象に残ったプレーでも挙げさせていただきますが、我々が理想とする“TSUKUBA SCRUM”を体現することができました。

短い準備期間の中で、自分たちを信じてこだわり、グラウンドで体現している姿に心を打たれました。

またこの試合での3トライとも、セットプレーを起点として得点しました。FWがセットプレーにこだわった成長の証でもあると思います。課題は山積みではありますが、その中でも着実に成長をしていることを再確認することができました。

次節は、昨年度国立の舞台で敗戦した帝京大学戦へと向かっていきます。シーズンが深まり状況や課題が変化していく中で、日本一の目標に向けチーム谷山は着実に成長しています。今後とも励んで参りますので、応援の程どうぞ宜しくお願い致します。

 

私自身、プロップ出身であることや、スクラムコーチとして指導にあたっているため、FW、特にフロントロー目線の総評になってしまい申し訳ありません。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

〈印象に残ったプレー〉

前半31分のスクラム

TSUKUBA SCRUMを体現していました。

自分たちのこだわるスキルを8人が全て発揮することで、求めている形のスクラムを体現してくれていたので、印象に残ったプレーに挙げました。

 

 

MOM

MOMには、PR二重賢治(体育3年・天理)を選出します。

彼はコンバートをしてプロップに転向しました。

その中で、特にスクラムで多くの課題に直面していますが、本当にひたむきに取り組んでいます。また、同ポジションの大塚(体育4年・茗溪学園)ともシーズンに入ってからも競争をし続けています。その中でスタメンを勝ち取った明治戦、スクラムではスキルを発揮し続けてくれました。また、持ち前のフィットネスや明るさでチームに好影響を与え続けてくれたため、選出しました。

二重賢治(体育3年・天理)のコメント〉

MOMに選出していただきありがとうございます。

 今回の試合では、早稲田戦が終わってから1週間と短い期間でしたが、1日1日の練習に集中し、試合でもその成果を出せていたところが多かったように思います。

 個人としては、セットプレイの安定、特にスクラム重視で試合に挑みました。押されない、崩れない、マイボール・ヤンボール共にノーペナルティを掲げていました。内容としてはまずまずといった感じですが、自信につながるスクラムも組むことができました。

一方で、ヒットの時もう少し相手と闘うことが課題であると感じました。

明治さんの3番のヒットで崩される場面も多かったので、そこでイーブンに持っていくことができれば、筑波のスクラムはもっと強くなるのではと思いました。

 次戦は王者帝京大学との対戦で、こちらもスクラムが強いチームなので、2週間課題と改善にしっかり向き合い今以上に良いスクラムを組めるように練習していきたいと思います。

 大学選手権出場、日本一に向かって更に頑張っていきますので、今後とも応援のほどよろしくお願いします。

 

 

また、関東協会が選出するこの試合のMIP(Most Impressive Player)にSO楢本幹志朗(体育2年・東福岡)が選出されました。

楢本幹志朗(体育2年・東福岡)のコメント〉

初めての福島の素晴らしい舞台でこのような名誉ある賞を頂けたこと、とても光栄に思います。ありがとうございます。

試合では、自分のキックが相手を揺さぶったり得点に繋がったりしたことは良い部分でしたが、相手のアタックに対して常に受け身なディフェンスになったことは修正しなければならないと感じました。

次の帝京さんは昨年大学選手権の準決勝で大敗を喫した相手なので、自分としても絶対に負けたくない相手であり、日本一を目指す中で勝利しなければならない相手です。3連敗を阻止するためにもチーム全員で次の試合に向けて良い準備していきます。

これからも応援よろしくお願いします!

 

レビュー編集担当:西舞衣子

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