5月12日(日)にCHUBU UT FIELDにて、強化試合の名古屋学院A戦が行われました。
レビュー担当:本郷雄斗(理工4年・千葉)
<総評>
今回の試合は、接点にこだわる筑波のラグビーを選手がやり切り、アタック、ディフェンス共に相手を圧倒することができた試合でした。また、1年生がトライに絡む場面が多く、若い選手の活躍も目立つ試合でした。
結果は136-0となりました。
試合開始早々、敵陣深くに攻め込むと、最後はスクラムで相手を押し切り、そのままトライをとることができました。このトライにより、スクラムでチームに勢いをもたらすことができました。前半21分には、自陣から大下(体育2年・山口)が抜け出すと、サポートしていた杉崎(体育3年・久我山)へと繋がり、最後は1年生の松本(総合1年・川越東)に繋がりトライを取りました。また、前半37分のラインアウトからのアタックでは、自陣から森尾(体育1年・茗溪)が抜け出すと、外から林(体育1年・茗溪)がサポートをし、茗渓1年生コンビでトライを取りました。このような1年生の活躍もあり、前半を82-0で終えることができました。
後半はディフェンスで良い場面が見られました。後半22分には相手のスクラムアタックの場面で、森尾のタックルから接点を運び続け、そのままラックを越え、ターンオーバーする筑波のやりたいディフェンスをやることができました。後半28分にも、東島(理工3年・浦和)のタックルから同様に良い接点を起こし、ラックをターンオーバーすることができました。また、この試合最初のモールでは、相手のディフェンスにモールを割られてしまい、トライが取れませんでした。しかし、後半ラストプレーのモールでは、その課題を修正して全員で一つに固まり、トライを取ることができました。
筑波のラグビーを80分間通してやり切ることができた試合でした。アタックに関しては、オフロードで繋ぐ、繋がないの判断を、選手全員が精度良くできていました。その結果、多くのトライを取ることができた試合になったと思います。また、ディフェンスでは筑波が大事にしている、接点にこだわる姿勢を選手が体現してくれた試合でした。
〈印象に残ったプレー〉
前半9分の東島のトライです。このトライは、杉崎が自陣から抜け出すと、そこから小池(体育4年・生野)、廣瀬(体育2年・体育)、東島と細かなパスが繋がり、その結果生まれたトライでした。課題であったオフロードパスの判断の改善が見られ、チームの成長を感じたトライでした。
〈MOM〉
この試合のMOMは杉崎を選出します。
この試合におけるチームの得点に大きく貢献してくれました。アタックの際の彼のランが素晴らしく、FWの強さを持ちながらも、BK顔負けのステップで相手をかわすスキルを発揮し、終始チームに勢いをもたらす存在として活躍してくれました。
<杉崎玖宇(体育3年・久我山)のコメント>
MOMに選出していただきありがとうございます。
入学してから2年間怪我で離脱することが多く、満足にプレーすることができていなかったので、今回の活躍は自身の成長を感じることができ嬉しく思います。
今後とも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いします。
レビュー編集担当:白丸智乃祐