5月19日(日)にCHUBU UT FIELDにて、強化試合の大東文化大学B戦が行われました。
レビュー担当:濱島遼(体育3年・福岡)
〈総評〉
試合序盤は一進一退の攻防が続く中、筑波大学は速いディフェンスのセットアップや粘り強いディフェンスによってペースを作り、ボールを獲得しました。そして、ゲームキャプテンである二重(体育4年・天理)の力強いラインブレイクから、最後は森尾(体育1年・茗渓学園)がトライを決めました。筑波の泥臭さが随所に見られる素晴らしい先制点でした。その後、自陣深くの相手ボールラインアウトからトライを奪われるも、一年生の松本(総合1年・川越東)や2年生の廣瀬(体育2年・茗渓学園)が相手ディフェンスの隙を突いてトライを決め、点差を広げました。ディフェンスでのハードワークは前半終了まで続き、19-7で前半を終了しました。
後半の最初もディフェンスで流れを作りました。相手のキックオフカウンターに対して城戸(体育3年・獨協埼玉)や鎌田(理工院1年・東京都市大)のリザーブ組による激しいタックルが炸裂。その後もスクラムでペナルティを獲得するなど、相手にペースを握らせないまま後半の先制点を挙げました。一時は自陣ゴール前まで迫られる場面もありましたが、ダブルタックルやトリプルタックルなど数で勝る筑波が大東文化の猛攻を止めました。試合終了間際には後半最初の失点を許しましたが、その直後のキックオフでも激しいディフェンスと献身的なハードワークを見せてターンオーバーに成功し、最後は一年生の大島選手が40メートル近くを走り切ってトライを決めました。
80分間を通してアタックとディフェンスの両方でハードワークができていた試合だったと感じます。しかし、ディフェンスの連携が切れたり、ペナルティを取られたりすることで大きくゲインを許してしまう場面も目立ちました。大東文化のトライはすべて筑波のペナルティから得たものでした。今後はディフェンスの精度を上げることと規律を徹底することが必要であると感じました。
〈印象に残ったプレー〉
後半33分相手のアタックにより左サイドを大きく食い込まれるも、全員がハードワークを発揮しターンオーバーに成功しました。その後のカウンターアタックでも練習で行ってきたボールのつなぎでゲインをとりました。トライまではいかなかったものの全員のハードワークが見えるシーンでした。
〈MOM〉
この試合のMOMには1年生の森尾大悟を選出します。
彼はこの試合2トライを挙げる活躍を見せていることに加えて、DFでも相手のボールキャリアにプレッシャーを与える姿が印象的でした。先週はチームを離れる日もありましたが、彼らしく筑波のラグビーを体現してくれたと思います。
〈森尾大悟(体育1年・茗渓学園)のコメント〉
MOMに選出していただきありがとうございます。
筑波のアタックに少しずつ適応することができ、今回の試合でもトライをすることができました。しかし、課題の方が圧倒的に多いので、しっかり修正してこれからの試合に望んでいきたいと思います。
これからもチーム一丸となって熱量出して頑張っていきましょう!よっしゃぁ!!
レビュー編集担当:杉崎玖宇