University of Tsukuba Rugby Football Club

強化試合 vs流通経済大学C

テーマ:試合レビュー

5月4()に流通経済大学グラウンドにて、強化試合の流通経済大学C戦が行われました。

レビュー担当:松本剛大(体育4年・高鍋)

 

〈総評〉

今回の強化試合は30×3本で組まれ、多くの選手が出場の機会を得たことから、フレッシュな新1年生のプレーを見ることができました。

結果は3本合わせて54-31となりました。

 

1本目では、試合開始早々に榎本(体育4年・新潟)が体の強さを見せビッグゲインし、オフロードパスから廣瀬(体育2年・茗渓学園)小池(体育4年・生野)と繋ぎ、先制トライを奪いました。その後、自陣に攻め込まれる展開が続きましたが、筑波が粘り強いDFを見せ、トライを阻止しました。そこから、FWBKが一体となってボールを繋ぎ敵陣に侵入しました。一度ターンオーバーされますが、直ぐキックチャージからマイボールにし、トライを取りました。ここで勢いに乗った筑波は、自陣からターンオーバーしたボールを敵陣に蹴りこみ、チェイスした杉崎(体育3年・國學院久我山)がタックル、ラックを越えターンオーバー、そのまま増田(体育2年・桐蔭学園)のトライへとつながりました。その後も筑波がトライを重ね、1本目を33-0で終えました。

 

2本目は、今村(体育2年・福岡)の意表をつく50:22や早いテンポによるアタックで敵陣深くに攻め込むも、トライを取り切れず、苦しい展開が続きました。その中、フレッシュマンの森尾(体育1年・茗渓学園)が速さとステップワークを活かし、敵のDFを切り裂くトライで先制しました。その後、1本目同様に勢いに乗ると思われましたが、敵の粘り強いDFにより、一進一退の攻防が続きました。しかし、ここでも榎本が快速を飛ばし、苦しい流れを断ち切るトライをしました。ただし、そのあと筑波のDFの隙をつかれ、トライを許し、シーソーゲームの展開となり、22-122本目を終えました。

 

3本目は、暑さと疲労が見られましたが、多くの一年生が出場機会を得ました。キックオフから自陣に攻め込まれ、粘り強いDFを見せるも外に展開され、DFの連携が上手くいかず、先制トライを許しました。その後もペナルティからトライを許し、流れを変えることができないままトライを重ねられ、3本目を0-19で終えました。

 

全体を通して、課題が見つかる点もありましたが、「粘り強いDF」や今週のチームの課題として挙がっていた「オフロード」の部分で、練習の成果が見られた試合であったと思います。なによりも炎天下の中でスローガンである「よっしゃあ!」を体現し、熱量溢れるプレーを継続できたのは良かったと思います。この熱量を今後の試合でも継続していきたいと思います。

 

〈印象に残ったプレー〉

1本目23分のキックチェイスからのターンオーバーのシーンが特に印象に残りました。自陣から敵陣深くにボールを蹴りこみ、杉崎がラビットとなり、タックルで捕らえたところに追走してきた味方が囲い込み、ターンオーバー、そのままトライに繋がりました。筑波の根幹である「接点・泥臭く・動き勝つ」の特に「動き勝つ」の部分を体現したシーンでした。

 

MOM

この試合のMOMは榎本を選出します。

苦しい場面での流れを変えるトライや、この試合での多くのトライに絡んでおり、体の強さと速さを活かし、チームを引っ張ってくれました。今後も4年生としてチームを引っ張ってくれることを期待しています。

 

榎本幹也(体育4年・新潟)のコメント

MOMに選出して頂きありがとうございます。

4年生が1番熱量高くプレーしようと決めた90分間でした。前回の試合の課題である、サポートと繋ぎの部分にフォーカスを当て練習し、その成果がみられた試合でした。

これから目標の日本一に向けて公式戦が続きます。チーム中野一丸となって、熱量高くやっていきましょう。よっしゃあああ!

 

レビュー編集担当:杉崎玖宇

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