University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学春季交流大会B vs大東文化大学

5月19日(日)にCHUBU UT FIELDにて、関東大学春季交流大会Bの大東文化大学戦が行われました。

レビュー担当:出光徹(体育3年・福岡)

 

〈総評〉

試合開始直後に、小池(体育3年・春日丘)が自身のキックから一気に先制トライを決めましたが、直後に大東文化大学の猛烈な攻撃によりトライを許してしまいました。その後、筑波がいいテンポでアタックをし、最後は楢本(体育3年・東福岡)から中森(体育1年・桐蔭学園)へのキックパスでトライ。前半終了間際にも永山(体育3年・国学院久我山)がキックをレシーブし、カウンターアタックからトライを奪いました。しかし、今週の練習でフォーカスして練習した「粘り強いディフェンス」を随所で示せたものの、わずかな隙を突かれ、トライを許すなど、前半は一進一退の攻防が続き21-21の同点で終了しました。

 

後半開始直後に相手のミスを誘いペナルティーを獲得し、この春、筑波が鍛え上げてきた「モール」で見事なトライ。続いて、星(体育3年・佐沼)がモールから連続してトライを決め、流れをつかむことができました。その後も、ターンオーバーからライン際でオフロードパスをつなぎ、茨木(体育3年・東福岡)が連続してトライを決めました。しかし、筑波のミスも重なり、自陣でのディフェンスが続き、最後に1トライを許し、40-28で試合終了となりました。

 

試合全体を通して、攻守両面で忍耐力が求められる試合となりました。その中でも、筑波は粘り強く、泥臭く、愚直にプレーを続けていました。特にキャプテンの中野(体育4年・福岡)は、ジャージが泥まみれで、水色が見えなくなるほどでした。

 

〈印象に残ったプレー〉

全体的にアタックの精度向上が印象的でした。この春、課題として取り組んできた、タックルされても立ち続けオフロードパスの判断をしっかりと行うこと、相手をキルし、良いアタックのテンポを出し続けることが選手一人一人から感じられました。あまり目立たないプレーでも選手全員が必死に取り組んできた成果が出た試合でした。

 

MOM

この試合のMOMは永山を選出します。

 

15番であった永山は攻守共に身体を張り続け、個人技でトライまで持っていくシーンが印象的でした。BKのクールなプレーを魅せながらもFWのような泥臭いタックルでチームに大きく貢献していました。

〈永山丞(体育3年・国学院久我山)のコメント〉

MOMに選出していただきありがとうございます。

アタックの局面で、自分の持ち味を発揮できたことを嬉しく思います。

個人としてもチームとしてもまだまだなので、日々の練習から成長できるように励んでいきます。

今後とも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いします。

 

レビュー編集担当:杉崎玖宇

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