5月5日(日)にCHUBU UT FIELDにて、関東大学春季交流大会Bの立教大学戦が行われました。
レビュー担当:二重賢治(体育4年・天理)
〈総評〉
今回の試合では、ボールを保持する時間が長く、自分たちのプレースタイルを実践できたことで、得点に結びついたと感じました。
スクラムが安定しない状況でも、筑波BKのATで相手の陣地に侵入し、ボールを大きく動かしながら得点を重ねることができました。
DFでは、前回の日大戦後の1週間、「接点を動かす」ことや「ラックでプレッシャーをかける」ことに焦点を当て、練習で取り組んできました。その結果、全員が体を張って接点を動かし、立教ATを封じ込む場面が多く見られました。また、ラックファイトでも相手にプレッシャーをかけ続け、ターンオーバーが多発し、筑波がボールを支配する時間が増えました。
課題としては、スクラムでのペナルティを減らすことと、DFラインが崩れた際に相手のやりたいことを簡単にさせてしまっていた場面があったので、DFラインの早い修復を心がける必要があると感じました。
最後に、中野組初のホームゲームに多くの応援に駆けつけていただいた皆様、本当にありがとうございました。皆様の熱い応援があったからこそ、30℃近い暑さの中でも、選手達は走り続けることができました。
春季大会は残り3戦です。引き続き、勝ちを積み重ねて夏に向けて更に成長していきたいと思います。
これからも筑波大学ラグビー部中野組の応援をよろしくお願いいたします。
よっしゃあ!!
〈印象に残ったプレー〉
前半32分、自陣10mから相手ボールLOからのDFです。
しんどくなってくる時間帯でも全員が体を張り続け、ラックでもプレッシャーを与え続けたことで、最終的に相手のノックオンでボールを奪取しました。前回の日本大学戦後の1週間の取り組みがしっかりと発揮できていました。
〈MOM〉
この試合のMOMには3年の前澤徹馬を選出します。
前澤はリザーブでしたが、先発の門脇(体育3年・桐蔭学園)の怪我による早い段階での出場の中、体を張り、誰よりも早く立教のボールキャリアにプレッシャーを与え、DFの前線で戦い続け、チームの勝利に貢献していました。
<前澤徹馬(理工3年・神戸)のコメント>
この度はMOMに選出いただきありがとうございます。
この試合は自身の公式戦デビュー戦で、前半の早い時間帯での出場となりましたが、周りの選手のサポートもあり、自身の役割を全うすることができました。今後もラインアウトの修正しチームの勝利に貢献できるようにします。この経験を生かして今後のラグビー人生に生かしていきたいと思います。
また、春はチームとしても成長する大事な時期なので、「battle」と「synergy」を起こし、「real」を見つめて「よっしゃあ!」したいと思います。
レビュー編集担当:白丸智乃祐