University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学春季交流大会B vs慶應義塾大学

6月16()に慶應義塾大学日吉グラウンドにて、関東大学春季交流大会Bの慶應義塾大学戦が行われました。

レビュー担当:門脇遼介(体育3年・桐蔭学園)

 

〈総評〉

春季大会ラストである今回の試合は、昨年度の対抗戦同様、接戦の末の逆転勝利となる白熱した試合となりました。

 

前半開始早々、井上(体育1年・佐賀工業)と浜浦(体育1年・春日丘)の1年生コンビでトライをもぎ取り、いい滑り出しで試合が始まるも、モールでトライを取り切れず苦しい時間が続きました。その後も自分たちのミスで自陣でのプレーが続き、モールで得点を重ねられ押し込まれる展開。相手FWに対して前川(体育3年・尾道)や高木(体育3年・筑紫)のタックルが慶應の足を止めるも、セットプレーからトライを取られ、12点差をつけられ折り返す展開となりました。

 

後半早々2トライを許し14-36まで点差が開き厳しい展開となりましたが、今試合復帰戦の(体育4年・春日丘)のラインブレイクから、U20日本代表で成長した増山(体育2年・東海大仰星)につなぎトライ。その後、自陣から大畑(体育4年・東海大仰星)がランで70m運び、1点差に詰め寄るトライを演出。試合終盤、それまで劣勢だったスクラムを修正しペナルティを獲得し,最後は楢本のPG成功で逆転勝利しました。

 

ラインアウトを獲得し相手にプレッシャーをかけることができていたものの、トライを取り切れず、逆に前半4トライ全てを相手のモール起点から許すなどの課題が見られました。FWのスクラムやBKの展開などを早い段階で修正できれば,もっと違う試合展開になっていたと思いました。

 

〈印象に残ったプレー〉

ファーストトライを決めた浜浦のボールキャリーです。一年生ながらダイナミックな身のこなしでダブルタックルを弾き、最後は相手選手を引きずりながらとラインを決め、流れを呼び込む良いプレーでした。

MOM

MOMにはHO80分間出場した前川陽来(体育3年・尾道)を選出します。

 

彼の持ち味である低く突き刺さるタックルが、幾度のターンオーバーに繋がっていました。一時22点差がついたゲーム中も、フィールドだけでなくセットプレーの中心として体を張り続け、声を出し続ける前川のバイタリティが輝いていました。

〈前川陽来(体育3年・尾道)のコメント〉

MOMに選出していただきありがとうございます。

試合では序盤、立て続けに2本のトライを先取したものの、自分たちのペースを掴むことができず厳しい時間帯が長く続きました。 しかしながら、今年度のスローガン「よっしゃあ」の三本柱の一つであるシナジーを体感できる試合でした。試合に勝つために、一人一人の声やプレーがチームメイトを鼓舞し、熱量を高く持ち続けて闘えた80分間でした。実際に自分も仲間の声に何度も奮い立たされました。この試合で勝ち切れたことは、次に繋がる大きなものであったと感じています。

自分としても熱量を高く持ち、闘い抜くことができました。また、ラインアウトスローでは試合を通して一貫性のあるものであったと感じています。しかしながら、技術、体力の面でまだまだ課題の残る試合でした。

春季大会は慶應義塾大学戦をもって終了となりましたが、これから定期戦、合宿、そして秋のシーズンへと続いていきます。中野組が掲げた「日本一」の目標を達成する為に個人として、そしてチームとして更に精進していきます。

今後とも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いします。

 

レビュー編集担当:林勇太

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