University of Tsukuba Rugby Football Club

強化試合 vs東洋大学B

テーマ:試合レビュー

6月2日(日)にCHUBU UT FIELDにて、強化試合の東洋大学B戦が行われました。

 

レビュー担当:竹ノ内堅人(体育4年・報徳)

 

<総評>

試合序盤は、筑波大学にペナルティが重なりディフェンスの時間が長く続きました。前に出てつながり続けるディフェンスから相手のミスを誘い、前半10分にはFWの選手のみでオフロードを繋ぎ切り最後は大町がトライ。雨の中でも繋ぎ切るFW選手のスキルの高さが光ったトライでした。その後も前半18分には、岡本(体育1年・茗溪学園)の内側に空いたスペースに加藤(人間3年・春日井)が走り込み、廣瀬(体育2年・茗溪学園)に繋ぎトライ。27分には、小池(体育3年・中部大春日丘)のゲインから水澤(体育2年・茗溪学園)に繋ぎトライ。強い選択肢を常に持ち続けることを選手が体現してくれた素晴らしいトライが続きました。その後も相手に絞られないアタックでパスを繋ぎ敵陣まで攻め続けるが、セットプレーからミスが増え、トライを取りきれず21-0で前半を終えました。試合は後半開始直後に雷が鳴り響き、落雷の可能性があることから中止となりました。

 

試合を通して、序盤でのペナルティが重なったシーンやセットプレーの簡単なミスは課題ではあるが、失点を0に抑えたこと、オフロードやアタックのオプションを持ち続ける点においては精度高くプレーできていたため、これから続く春シーズンに向けても継続してやり続けるところが求められると感じました。

 

<印象に残ったプレー>

前半30分の水澤(体育2年・茗溪学園)が50:22を決めたシーン。

廣瀬(体育2年・茗溪学園)が泥臭く相手選手のキックにプレッシャーをかけたことでミスキックを誘い、水澤の正確なキックで流れを引き寄せた。

 

<MOM>

今回の試合のMOMには2年生の廣瀬研太朗(体育2年・茗溪学園)を選出します。

 

終始泥臭く、キックチャージやディフェンスの際にしつこくプレッシャーを与え続けている姿や、アタックの際に、雨の中でもミスをしない早い球捌きやディフェンスラインを揺さぶる仕掛けから筑波の流れを作り続けたため。

 

廣瀬研太朗(体育2年・茗溪学園)のコメント>

今回、このような評価を頂き嬉しく思います。試合は途中で中断という形になってしまいましたが、終始自分たちのラグビーができたと思います。個人に関してはATの部分でフォーカスしているサポートからのトライを形にすることができた一方でゲームメイクの部分ではまだまだ課題があるので磨きをかけていきたいです。引き続き9番争いでは「BATTLE」していきたいと思います。

最後になりますが、悪天候の中サポートしていただいたスタッフ・関係者の皆様にこの場をかりて感謝申し上げます。

 

レビュー編集担当:岡本泰一

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