9/17(日)にCUBE UT FIELDにて、強化試合専修大学C戦が行われました。
レビュー担当:大内田陽冬(医学3年・修猷館)
<総評>
夏合宿を終え秋シーズンの開幕戦として挑んだこの試合では、夏期間の練習の成果を発揮するとともに、対抗戦初戦の慶応戦に向けてチームに勢いをもたらすためにも重要な試合としてフォーカスしてきました。
前半はコンタクトで前に出ることができ、要所要所で大きくゲインする場面もありました。モメンタムを産む一次攻撃から、二次攻撃ではスペースを与えられた小池(体育3年・春日ヶ丘)、加島(体育1年・石見智翠館)や城戸(体育3年・獨協)などの好ランナーが躍動し、ゲインを重ねていました。夏の練習で積み重ねてきた一次、二次の精度に拘るという部分は大いに発揮されていたと思います。しかし、重要な場面でいくつかミスがあり、チャンスを確実に取り切ることができなかったことが反省点だと思います。
試合を通して、チャンスでミスが重なったシーンやセットプレーの簡単なミスは課題ではありますが、相手ラインアウトにプレッシャーをかけ続けミスを誘ったり、ブレイクした後のオフロードやラインアタックのオプションを持ち続ける点においては精度高くプレーできていたため、夏の合宿や練習を通じての成長を感じることが出来ました。これから続く長い秋シーズンでも継続して取り組み続けることが求められると思いました。
<印象に残ったプレー>
後半、相手にブレイクされた時に城戸(体育3年・獨協)がスプリントしてカバーDFに戻りタックルし、直ぐにリロードしてブレイクダウンにプレッシャーをかけ相手のペナルティを誘ったシーン。苦しい時間帯で相手に流れを持っていかれそうになった場面でしたが、ハードワークが光り流れを渡さなかったため選出しました。
<MOM>
城戸隼人(体育3年・獨協)を選出します。
チームが苦しい場面でサポートやカバーDFに顔を出し、何度もビッグゲインやトライを生み出していた。また、スクラムの最後尾からFWを引っ張る様子も印象的でした。
<城戸隼人(体育3年・獨協)のコメント>
この度はMOMに進出していただきありがとうございます。
今回の試合では自分の強みであるスピードと運動量を活かせた試合だと感じています。しかし、一方、ディフェンスの部分ではまだまだ課題が残っていると感じています。自分の長所を伸ばしつつ、課題を克服するために日々精進していきたいと思います。
これからも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いします。
レビュー編集担当:岡本泰一