10月13日(日)に流通経済大学グラウンドにて、関東ジュニア選手権大会の第3戦となる流通経済大学戦が行われました。
レビュー担当:小池喜蔵
〈総評〉
この試合では、アタック時にフォワードのシェイプでモメンタムをつくり、バックスで勢いのあるアタックを行い戦うことを意識して挑みました。
前半は試合開始直後、流通経済大学の強いプレッシャーにより自陣深くに攻め込まれ失点したものの、粘り強いディフェンスと、湧き出るようなアタックサポートにより、トライをとり、その後ペナルティキックを獲得し、これを決め切りリードして前半を終えることができました。
後半は、反則で相手チームにボールを与えてしまい、自分たちで苦しい状況を作ってしまう場面が多くなってしまいました。そこでなかなか自分たちのアタックができず、チームで取り組んできたことを発揮することができませんでした。その結果、後半逆転、さらに点差をつけられ、敗北という結果に終わりました。
公式戦という結果にこだわらないといけない戦いで敗北してしまったことは、悔やまれますが、今後チームが成長し、日本一を達成するために必要なことを得られた試合であったと思います。まずはチームで今回の敗北を重く受け止め、次戦の対抗戦に向けて修正していきたいと思います。今後とも応援の程どうぞよろしくお願い致します。
〈印象に残ったプレー〉
前半23分、逆転トライを取るシーンです。チームで取り組んできたフォワードの強いキャリーからバックスで外に展開し、裏に出た後、さらにフォワードの強いキャリーとサポートでトライを取り切るシーンが、取り組んできたことがうまく発揮されており、印象に残りました。自分たちの信じてやってきたことが形になるシーンで、これは今後選手たちの自信につながる大きなものだったと思います。
〈MOM〉
MOMには、出光徹(体育3年・福岡)を選出します。
チームに勢いをつける強いキャリーを量産し続けたため、MOMに選出しました。出光は今年度怪我が続き苦しい時期もありましたが、その間も体づくりに励み、武器である強いフィジカルを研ぎ澄まし、そのフィジカルで筑波に終始勢いを持ってきてくれました。
〈出光徹(体育3年・福岡)のコメント〉
応援ありがとうございました。
青山学院戦の反省から、FWシェイプでは釘を刺すようなアタックで練習に励んでおりました。今回の流通経済大学ジュニア戦では、それを体現することができ、下げずに前に出るアタックができていたと振り返ります。
また、長い間怪我に苦しんでいましたが、自分の持ち味であった、「福高タックル」を捨て、怪我を予防することに専念していました。そのため、タックルではじかれる場面が多々あったため、自分の伸び代を感じることができた試合となりました。
個人として、チームとして、進化をし続けますので、今後とも応援よろしくお願い致します。
レビュー担当:林勇太