9月29日(日)に秩父宮ラグビー場にて、関東大学対抗戦の第三戦となる青山学院大学戦が行われました。
レビュー担当:小関慶樹(FWコーチ)
〈総評〉
3週連続の試合となり疲労感もある中、前節の立教戦の課題を修正し、勝ちきって後半戦に繋げたい一戦でした。
天候の影響もあり、試合を通してイージーなミスが多くなり、FWとしてもスクラム、ラインアウトともに自分たちのやりたいことがやりきれず、なかなか筑波の流れに持っていけない苦しい展開でした。
しつこいブレイクダウンファイトに加え、ハイボールやラインアウトDFなど、この一戦に向けて青学さんが準備してきたことに対して、試合の中で修正することができなかった点が反省となりました。
結果としては負けてしまいましたが、FWがスクラムでペナルティを獲得する場面や、BKがカウンターから走りきってトライをとる場面など、自分たちの出したい形が出せた場面もありました。後半戦に向け、Jr戦やC戦含めチーム全体で前を向いて、日本一に向けて成長していきます。
〈印象に残ったプレー〉
後半10分、相手キックからバックスがカウンターを仕掛け、トライした場面。相手にPGを決められ10点差となり、得点が欲しい場面、筑波バックスらしいアタックで、相手に傾きそうだった流れを引き戻してくれました。
〈MOM〉
この試合のMOMにはWTB飯岡建人(体育2年・流経大柏)を選出します。
ここ2試合少し静かな印象でしたが、狭いスペースでも粘り強く前に出たり、カウンターアタックで起点となって自らも2トライを上げるなど、劣勢の中チームを勢いづけるプレーをしてくれました。
注目度が高く、相手からのマークも厳しくなると思いますが、それを上回るスケールの大きなプレーを今後も期待したいです。
〈飯岡建人(体育2年・流経大柏)のコメント〉
MOM選出ありがとうございます。
両校100周年記念試合でチームとして負けてしまい、申し訳ない気持ちと悔しい気持ちでいっぱいです。
自分がもう少し強くなって状況を打開できる力があれば、トライを取っていたら、結果は違っていたと思います。
個々がスキルアップして、原点回帰して接点、泥臭く、動き勝つという筑波の根幹をプレーで体現できるようにします。
この結果に目を背けずに反省して、これからの対抗戦全て勝てるように、努力して積み上げていきたいと思います。
今後とも筑波大学ラグビー部の応援よろしくお願いします。
また、関東協会が選出するこの試合のMIP(Most Impressive Player)にSO楢本幹志朗 (体育3年・東福岡)が選出されました。
〈楢本幹志朗 (体育3年・東福岡)のコメント〉
雨の中熱い応援ありがとうございました。
スピーチでも申した通りとても悔しいです。秋の日程が決まった時から最初の3連戦はすごくタフな戦いになるが、必ず三連勝しなければならないとチームで話していました。
チームとしてとても良い準備ができていたのにも関わらず、勝利に導くゲームコントロールができなかったことはとても悔しいです。
まだ日本一の道が終わったわけではないので、ここから死に物狂いで這い上がる筑波を楽しみにしていてください。
レビュー担当:林勇太