University of Tsukuba Rugby Football Club

強化試合 vs立正大学B

テーマ:試合レビュー, 強化試合

5/4(日)にCHUBU UT Fieldにて強化試合の立正大学B戦が行われました。

レビュー担当:加藤颯人(人間4年・春日井)

 

〈総評〉

この試合では、前回の慶應義塾大学B戦での反省を踏まえ、ディフェンスの整備や、一人ひとりが粘り強くタックルに行くことを意識して臨みました。

前半は、ラインアウトのミスやキック・パスの精度を欠いたことでアタックが継続できず、ディフェンスの時間が長く続く展開となりました。さらにそのディフェンスにおいても、相手の勢いあるアタックに対し、タックルミスやオフサイドの反則が重なり、2トライを許してしまいました。

後半は、前半で浮き彫りとなったラインアウトの精度やタックルの質といった課題を修正し、ラインアウトモールや城戸隼人(体育4年・獨協埼玉)のトライ、斉藤航(体育1年・國學院久我山)の大外展開から大島悠生(国際2年・岡山城東)によるトライなどで、一時は同点に追いつきました。しかし終盤、自分たちのミスから相手にボールを渡してしまい、自陣でのディフェンスが続いた末に、勝ち越しのトライを許す結果となりました。ただし、そのトライの取られ方は前半とは異なり、粘り強くタックルを繰り返し、相手に多くのフェーズを重ねさせた上で、大外でのトライに抑えることができました。この点においては、筑波ラグビーの泥臭さを体現できたのではないかと思います。

春季大会での3試合を終え、B戦では依然としてタックルの質に課題が見られます。特に今回は、ゴール前でのタックルミスによって、あっさりとトライを許す場面が目立ち、改善が求められる内容でした。一方で、試合後半に見せたような粘り強いディフェンスは、今後のチームのスタンダードとして定着させていきたいプレーでした。

次戦に向けて、こうしたディフェンスを常に発揮できるよう、練習に励んでまいります。
今後とも、温かいご声援のほどよろしくお願いいたします。

 

〈印象に残ったプレー〉

後半7分に見られた、大坪大悟(資源4年・筑紫丘)と佐野凌太(体育1年・山梨学院)によるダブルタックルからのターンオーバーです。前半に課題として挙がっていたタックルの精度を改善し、大柄な相手選手に対して2人が連携して力強くタックルを決め、そのままブレイクダウンでボールを奪いました。筑波らしい泥臭いプレーであり、そこに1年生が関わっていた点も印象的でした。

 

MOM

MOMには星凌太(体育4年・佐沼)を選出しました。

試合を通じて、攻守にわたる星のコンタクトの強さが随所に発揮され、存在感を放っていました。特に、前半に課題となったラインアウトについては後半にかけて改善が見られ、その修正には星のリーダーシップとラインアウトスキルが大きく貢献していたと感じています。

星凌太(体育4年・佐沼)のコメント〉

MOMに選出していただき、ありがとうございます。

今回の立正大学B戦では、接点で押し込まれる場面やペナルティを取られる場面が多く、筑波ラグビーの根幹や規律に課題が残る試合となりました。
個人的には、良いタックルやボールキャリーもありましたが、タックルの精度やセットプレーの面で改善すべき点が多く見つかりました。

今週末は試合がなく、自分たち自身にフォーカスできる一週間となるため、今回の課題を修正し、次の法政大学戦にしっかりと臨みたいと思います。

今後とも、応援よろしくお願いいたします。

 

レビュー編集担当:杉崎玖宇

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