University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学春季交流大会B vs立正大学

5/4(日)にCHUBU UT Fieldにて、関東大学春季交流大会Bの立正大学戦が行われました。

レビュー担当:湯浅大心(体育4年・高鍋)

 

〈総評〉

春季大会第3戦となった今回は、今大会初のホームゲームとして臨みました。前半は、接点での強度やアタックの集散において相手を上回り、主導権を握る展開となりました。立て続けに4本のトライを奪うなど、テンポと勢いのある内容で、31-7と大きくリードして前半を折り返しました。

後半もセットアタックから良いリズムを作り出し、先制トライでさらに勢いに乗りました。その後は、今春初となるモールトライや、ラインアウトでのプレッシャー、キックオフレシーブからの連携による連続トライなど、多彩な形で得点を重ね、チームとしての成長を感じられる内容となりました。

一方で、試合終盤には敵陣でのボールロストやスクラムでのペナルティ、ディフェンス、接点で受けに回る場面が目立ち、セットプレーおよび接点の局面における課題が明らかとなり、2本のトライを返される展開となりました。

試合を通じて、筑波の強みである接点での攻防やスリーフェイズアタックの形が随所に見られ、これまでの積み重ねの成果が表れた内容でした。次節に向けては、セットプレーの安定とディフェンス接点での主導権掌握が、今後のさらなる成長に向けた課題といえます。

3週連続の試合を終え、次節・法政大学戦までは一週間の準備期間が設けられます。チームとしてしっかりとリカバリーと修正を行い、「チーム高橋」の目標である日本一に向けて、引き続き前進してまいります。

今後とも、温かいご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

〈印象に残ったプレー〉

前半3分、自陣深くまで攻め込まれた場面で、高木海斗(体育4年・筑紫)と磯部俊太朗(体育3年・國學院久我山)が激しいタックルで接点を制し、見事にターンオーバーを成功させました。そこから高木、小澤一誠(医学4年・國學院久我山)、白丸智之助(体育3年・長崎北陽台)とテンポよくボールがつながり、白丸が裏のスペースを見逃さず、左ライン際へキック。これに大外から増山将(体育3年・東海大大阪仰星)が反応し、鋭いキックチェイスでボールを奪取。相手に捕まりながらも、サポートに入った東島和哉(社工4年・浦和)へとオフロードパスをつなぎ、最後は東島がハンドオフで相手を振り切り、先制トライを挙げました。

試合の流れを筑波に引き寄せた、激しい接点でのディフェンスと判断力のあるアタックが光ったシーンでした。

 

MOM

この試合のMOMには、水澤雄太を選出しました。

試合を通して的確な判断でゲームをコントロールし、チームの攻撃を牽引しました。自身で3トライを挙げただけでなく、陣地を押し上げるキックや、トライに直結するパス・判断など、随所に勝利への貢献が見られました。筑波が奪った10トライの多くに関与し、司令塔としての役割を見事に果たしました。

水澤雄太(体育3年・茗溪学園)のコメント〉

応援ありがとうございました。

今回の試合は春季大会初のホームゲームということもあり、多くの観客の皆さまの前で勝利できたことは非常に嬉しく思います。ただ、後半終盤には詰めの甘さが見られた場面もありました。今後の試合でも、自分のキックでチームを前進させ続けられるよう頑張ります。

これからも応援のほどよろしくお願いいたします。

 

レビュー編集担当:杉崎玖宇

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