6月15日(日)にCHUBU UT FIELDにて、強化試合・山梨学院大学A戦が行われました。
レビュー担当:永山丞(体育4年・國學院久我山)
〈試合総評〉
まず初めに、悪天候のなか応援に来ていただいた皆様、試合をしてくださった山梨学院大学の皆様に心より感謝申し上げます。
チームとして、セットプレーからの3フェィズの結末、そしてDFにおいて接点を動かし続けることにフォーカスして臨んだ試合でした。
前半5分、スクラムでのペナルティから敵陣深くに侵入し、ラインアウト起点から林勇太(体育2年・茗溪)が先制トライ。DFでは接点を動かし続け、中盤で粘り強いプレーを見せましたが、ペナルティからのラインアウトモールで相手にトライを許しました。その後、互いに1本ずつトライを奪い、12-14で前半を折り返しました。
後半開始直後、勢いに乗った山梨学院大学の連続攻撃からトライを奪われるも、後半6分には、スクラムから安藤核(社会4年・浦和)のショートパントを朴大優(体育2年・大阪朝鮮)がキャッチし、最後は林勇太(体育2年・茗溪)がトライ。しかし、後半20分、中盤からのATを継続され相手にトライを許してしまいました。試合終了間際にペナルティから相手陣深くでラインアウトのチャンスを得るも、相手のDFに阻まれ取りきれず、そのまま試合終了。
最終スコアは19-28となり、敗戦を喫しました。
試合を通して、特に序盤では、接点を動かし続けるDFが体現できていたシーンも多くありましたが、接点でのペナルティや一つのゲインから取り切られる場面が課題として見られました。また、ラインアウトのデリバリーも含め、セットプレーからの3フェイズを安定させきれず、結末にフォーカスしてきた中での課題が残る試合となりました。
〈印象に残ったプレー〉
後半27分のSH高田健太郎(体育4年・小樽潮陵)のタックルです。
キックカウンターから相手が外に展開し、大きなゲインに繋がりかけた局面で、SHの彼がスプリントしてそのスペースをカバーし、相手選手をタックル。最終的にターンオーバーに繋がるナイスタックルでした。
筑波の泥臭さを体現した、4年生らしい体を張ったプレーが特に印象に残りました。
<MOM>
MOMには林勇太(体育2年・茗溪学園)を選出します。
先制トライをあげた後も、トライに繋がるビッグゲインで何度もチームを勢いづけ、1対1の強さやスプリント力を存分に発揮しました。これからも彼の周りを鼓舞するような活躍に期待したいと思います。
〈林勇太(体育2年・茗溪)のコメント〉
MOMに選出していただき、ありがとうございます。
今回の山梨学院大学戦は、今の自分のもっているものを出し切ることを意識して望んだ試合でした。その結果、強みである1対1の強さを出すことは出来ました。しかし、同時に新たな課題も浮き彫りになり、チームとして勝ちきれなかった点には、更なるレベルアップが必要だと痛感した試合でもありました。
今後は、今回出た課題を解決し、チームへのさらなる貢献を出来るように努力していきます。
これからも筑波大学ラグビー部への応援をよろしくお願いします。
レビュー編集担当:林勇太