6/22(日)に流通経済大学第一グラウンドにて、関東大学春季交流大会Bの流通経済大学戦が行われました。
レビュー担当:岩重晴大(体育4年・クラーク記念国際)
〈総評〉
春季最終戦となった流通経済大学戦。山梨学院大戦での反省を生かし、Bグループの全勝優勝をかけ、部員全員で準備して臨みました。
試合は開始から小澤一誠(医学4年・久我山)や濱島遼(体育4年・福岡高校)らのトライから順調に得点を重ね、一時は28-7と点差を広げますが、その後自分達のミスから流通経済大にアンストラクチャーの形で立て続けにトライを許してしまい、前半を28–26で折り返します。
後半はなかなか点が動かない展開になりましたが、終盤、疲れで足が動かなくなってきた流通経済大に対し、最後までハードワークをし続けた筑波が点を取り、そのまま勝利を収めることができました。
試合全体を通して、勝ち切れた点は非常に良いですが、セットプレーでのミスやターンオーバーが目立つ試合でした。せっかくチャンスを作ったのにもかかわらず、ミスから相手にモメンタムを与えてしまうことに関してはまだまだ改善の余地があります。Bグループ優勝は非常に喜ばしいことですが、今回の試合の反省を受け、秋はさらに高精度のプレーができるよう努めたいと思います。
<印象に残ったプレー>
後半最後のDFです。ラストワンプレーで2点リードという状況の中、選手一人一人がハードワークをし、運動量・接点の強さで相手を圧倒していました。結果、ハーフウェイライン付近での相手ラインアウトでのプレー再開でしたが、相手のゲインラインを押し返し続け、最終的には敵陣5m付近でのターンオーバーにつなげることができました。チームが始まってからずっとハードに取り組んできたフィットネスとブレイクダウンの成果が如実に現れ、筑波がやりたいDFができたこのシーンは、間違いなく春シーズンのベストプレーといえます。
<MOM>
今回のMOMには水澤雄太(体育3年・茗溪)を選出します。トライ数が同点だった試合において、すべてのコンバージョンキックを成功させ、勝利に大きく貢献したほか、ペナルティキックや自陣からの正確で距離のあるキックによってエリアを獲得し、チームに勢いをもたらしました。また、春シーズンを通じて、本来はFBである彼がチーム事情によりSOへコンバートされ、慣れないポジションで苦労しながらも挑戦を続け、春季大会の全勝優勝という結果に繋げた点も、今回の選出理由の一つです。
<水澤雄太(体育3年・茗溪)のコメント>
応援ありがとうございました。
今回のようなタフな試合をものにできたことは、自分たちにとって大きな経験になったと思いますし、春季大会を全勝で終えられたのは良い結果だと思います。しかし、セットプレーの1次、2次、3次の精度では、課題が多く残る試合になったと思います。個人的には春季大会を通して、自分の持ち味であるキックに自信を持てるようになったのですが、DF面など、伸び代を大きく感じる大会にもなりました。この経験を夏、秋に活かして成長していきたいと思います。
これからも筑波大学ラグビー部の応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:林勇太