6月29日(日)に防衛大学校グラウンドにて、定期戦・防衛大学校戦が行われました。
レビュー担当:大町尚生(生物4年・長崎北陽台)
〈試合総評〉
6月29日、筑波大学ラグビー部の伝統である防衛大学校との定期戦が行われました。また、今回の試合で定期戦は50回目の記念すべき試合であり、選手たちもより一層気持ちを入れ臨んだ試合でした。
その中でも、今回の試合は暑い中で動き勝ち、接点で泥臭くという筑波ラグビーの根源を体現することができるかが試される試合でした。
前半立ち上がりで得点は重ねるものの、自分達のミスから失点をしてしまうシーンや取り切りの甘さが見られ、流れに乗れない時間が長く続きました。しかし、23分に大島悠生(国際2年・岡山城東)が相手のミスボールをとると、1つラックを挟んで北田勇翔(体育2年・茗溪)、川島元希(総合1年・青山)、高倉寛太(理工2年・富山第一)、加島優陽(体育2年・石見智翠館)、黒田琉樹(体育2年・向陽)と繋ぎトライを決め、3フェーズ以内のやりきりを体現してくれました。
後半に入りFW・BKともに縦の圧力を持つアタックができるようになり、筑波らしい点の取り方が見られ、試合中に修正できた部分は評価できます。ただ、終始ミスが目立ったため、今後はプレーの精度に一層こだわりたいです。
今回の試合では、定期戦ということもあり多くの選手がファーストジャージを着る機会となりました。これを機にさらに精進してくれることを願います。
〈印象に残ったプレー〉
後半32分のリスタートキックをキャッチした岩村太翔(体育1年・近大附属)のゲインです。終盤のきつい時間帯でのビックゲインによりチームに更に勢いをもたらすプレーでした。
〈MOM〉
MOMには松本青大(生物2年・川越東)を選出します。
ディフェンスでは前へのプレッシャー、ブレイクダウンでのファイトが見られ、アタックでは小さいスペースにオプションを持ちながら攻めることでゲインをしていたからです。筑波の今のアタックで求められるプレーが見られました。
〈松本青大(生物2年・川越東)のコメント〉
MOMに選出していただきありがとうございます。
今回の防衛大学校戦は、練習してきたラインアウトの獲得と、体を張るプレーでチームに貢献することを意識して臨みました。自分の強みを出せた場面もありましたが、判断の部分などに課題も見えた試合となりました。これからもコツコツと練習と経験を重ねて、「筑波ラグビー」を体現できるように精進していきます。
これからも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いします。
レビュー編集担当:林勇太